幸田真希のレビュー一覧

  • 仮寓のペレルマン

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    ペレルマンってどこかで聞いたと思ったら、ポアンカレ予想を解いた人かー! フィールズ賞を贈られたってことは(辞退したけど)、まだ若いんだな。

    主役二人の壊れ具合と後先考えなさ(壊れてるからだと思うけど)と、そしてなのに穏やかな時間が私には心地よかった。
    いつか、そう遠くないうちにその時間が壊れる(なくなる)事を知っているからこその閉塞感と息苦しさも。

    表紙の絵とタイトルに惹かれて手に取りました。
    正直に言って、絵はカラーのほうが良かった。
    が、この絵は好きだし、話も結構好きだったので、この作家さんは今後チェック。

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    2010年07月20日
  • 猫爪月がのぼるころ

    購入済み

    ヒューマンな妖しいお話し

    これ、不思議な漫画です。絵はサラふわ、各お話しのラストもいきなり終わるんですけど、ノベライズ本みたいに行間の遊びというか、全部絵で見せずに、イメージで読み手本人に埋めさせるみたいな。この作家さんだから成立してるのかな。ちょっと面白い。

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    2021年08月18日
  • 梅酒

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    短編集。「梅酒」はその中の一つ。女子中学生と中年のおじさん、それぞれにある心の隙間と高村光太郎の詩との引き合わせ。これはなかなか興味深い。その女子中学生が心の中でうれしくなっていたり、恥ずかしがっていたりする姿や、幕引きではかなさを漂わせるところもいい。
    その次にある「女神の条件」。告白したされたという関係がひっくり返ってしまうが、結果的にこれでいいというこの話も好き。

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    2014年01月28日
  • 仮寓のペレルマン

    Posted by ブクログ

    表紙をぱっと見て、BL要素あればいいなーと思って買ったんですが

    あまりなかった

    でも、それでも後悔しないだけの作品ではありました
    何が言いたいのか難しすぎて頭に入ってこなかったけど、この空気感は好きです

    カバー裏がサービス満点!

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    2010年08月04日