松山巖のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2014年刊。もとは季刊誌「考える人」連載。
2010年冬東京谷中に始まって、12年冬東京三田まで、須賀敦子ゆかりの地、ゆかりの人を訪ねる旅。周囲や周辺から須賀敦子その人を浮かび上がらせる。ただし、日本国内限定(一度だけローマ)。
印象深かったのは「SPAZIO」誌(日本オリヴェッティ)編集長だった鈴木敏恵。彼女がいなければ、須賀はエッセイストにならなかったかもしれない。『ミラノ 霧の風景』も、ナタリア・ギンズブルグ『ある家族の会話』の翻訳も「SPAZIO」に連載された。ふたりは20年のつきあい。でも、「私さ、須賀敦子の親友っていわれるけどさ、本当かねぇ、彼女を十年拘束してしまった」。須賀が評