日比野大輔のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
100年企業の1従業員です。但し大企業である。この本に書かれているのは100年続く中小企業が、大事にしている事でありその大半は大企業では該当しなくなっている。とは言え、共通点は確かにあって一見合理性とは離れているように見えるが縁を大事にするところは実は合理性の塊なのだろうと感じる。100年企業は実際にその歴史を知ろうとして見ると実に面白く、自分の業務にかける思いが強くなり、会社への帰属意識も高まるから大変良いことであるし是非皆さんも一度会社の歴史に触れてみて欲しい。
少し話が散逸気味になったが。この本が役に立つかといえば起業家ならば場面があるだろうが一介のサラリーマンで活かせることは限られているように思う。あとはエピソード全体にわたって「100年続く企業」というより「50年前の企業」の姿を投影していて時代錯誤なものが大変多かったのと、世の中は暖かい・100年続く企業はキラキラしている、そんな描写で書かれているが実の所もっと生々しく汚らしいものである、という現実的な視点が抜け落ちて書かれているように感じた。著者のポジショントークで仕方ない面があると思うし、そこを織り込んで読む方が良い。そのまま同じ事を100年続く企業ではない組織が実行してもうまくいく可能性はゼロに等しいだろうと思う。