たけひとのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
今年5月にやっと完結したダブルブリッドの短編集。
Ⅹが余りにも駆け足に感じたから、今回のは嬉しかった。
電撃本誌のほうにのったやつもあるみたいだけど、
そんなん読んでないから全部初見でした。
それぞれのキャラを掘り下げる話+Ⅹの後日談な内容でした。
Ⅹの不完全燃焼はだいぶ補完されたかも?
後日談も雰囲気が良かったし、
他の短編も平凡な日常にそれぞれのキャラが映えてて楽しめた。
本編はもう終っちゃったけど、
こういう短編ならまた読みたいな。
後半のダークな感じも良かったけど、
最初の頃のほんわかな感じも好きだったし。
ただ、高校の頃から読んでる大好きな作品だから、
短編集まで読めて大満足です。
中村先生お疲れ様でした。 -
Posted by ブクログ
成程、これがDBの決着のさせ方か。
これの前にちゃんと大将の本、片づけといてよかったと思う。負い目、引け目、雑念持って読んでいい本じゃないもの。尤も、それは叶わなかったのだけれど。
生と死。いや、むしろ本編で示唆していた概念は死のみか。初巻から数えて8年と3ヶ月。DBでやっちゃいけないことをしなかった。それがよかった。これは決して誰もが倖せになれる、読んだヒト全てが納得できる、みんなが笑って迎えられるハッピーエンドではなかったけれど、DBの終わり方はこれでいい。
ホントは何にも解決なんかしてなくて、もっときちっと解決して欲しかった伏線がいっぱいあって、できることならエピローグ入れてその後を見せて欲しかったとか、後書きで解説……まではいかなくても、もう少し感慨めいたものがあってもよかったんじゃないかななんて思ったりもするだけど、それでもこれは良くも悪くも、片倉優樹と中村恵里加の物語だったんだって。
正直、もう9巻からの繋ぎ、というか、5巻ぐらい以降の話のディテールもほとんど思い出せないんだけど、特に既刊の読み返しなんかせずに、これだけ単体で読み進めたんだけど、読みながら、ああ大田真章とか片倉晃とかいたなーなんて思っちゃったりしたんだけど、けど、けど確かに片倉優樹はずっと最初っから間違いなくこんなヒトだったな、なんて。
DBだってさ、こんな世界で、世の中で、世間で、どんなに悪くってもざっと年に100冊は本を読むオレの中でだってさえ、時間と記憶の経過、経年劣化で埋もれていくだろうたくさんあるモノの中のひとつでしかないのだろうけれど、それでもオレは片倉優樹に会えて倖せでした。
最後に、とっても大事な言葉としてずっと記憶しておきたいのに、どうしてもうまく覚えていられない上遠野さんの大切な一言を。
これは人でないものについての物語である。
血と肉と骨と痛さと悲しさが軋みをあげてとどろく作品である。
これは化け物の小説である。
そしてどうしようもないほどに――人間の物語である。 -
Posted by ブクログ
これまた新刊を(略) ストーリーは最近よくある異形アクションモノでで、特に目新しくはないのですが、作者の力でかなり読ませてくれます。若手で文章の上手い作家、という印象。発行スピードの速さといい、見せかたといい、これから売れていくだろうな・・・と思っていたので、8巻で(初めて)つまらなさを感じてしまったのにはショックでした。作者がラストへどうやって持っていったら良いのか悩み始めたような、ストーリーに迷いが感じられました。
それか7巻が面白すぎたというのがあるかも。もの凄い引きで終わっているので、否応なしに期待しすぎたのかもしれませんが(汗)
ともかくそれをさしおいても面白いです。くどいようですがピークの7巻は圧巻。主人公二人はこれからどうなるのか、夢に出るほど気になりました(笑)
ついに最終巻まで来たとのこと、期待してます。