松島直子のレビュー一覧
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無料版購入済み
すみれちゃんの真っ直ぐさが眩しい。「さみしいとか、悲しいって小説家になりたい私への、人生からの贈りものかもって」「みんな私の悲しみを食べて元気になってくれるの」と言うすみれちゃん、すごい。
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Posted by ブクログ
小学校四年生の川畑菫ちゃんは両親が離婚をして現在はお母さんと二人暮らしですが
お友達のみんみちゃんや家庭教師の片桐先生らと
清く正しい日常生活を送っていて、日々楽しそうです。
すみれちゃんはね、とっても良い子なんですよ。
お母さんの誕生日プレゼントを選ぶのも運動会も天体観測も何事にも一生懸命。
何事も一生懸命に打ち込むと、たとえ結果が悪くとも美しく見える。
そんなすみれちゃんをみて「なんて良い子なんだぁ~」と
しんみりホロリとさせてくれる良い漫画。
ちなみにすみれちゃんは伊達眼鏡とサスペンダーを愛用。
伊達眼鏡は「ハリー・ポッター」に影響されて、
サスペンダーは「相棒刑事」というドラマに出 -
Posted by ブクログ
ネタバレすみれちゃんが「可愛い!」「泣ける!」「愛おしい」
この漫画には、スレた子どもとか、大人びた子どもとか、子どもらしくない子どもとか、大人が「ええっ!?」て思うような子どもがいなくて、「そうだよね、この年頃の子はそんな感じだよね」と思える子どもたちばかり。
その中でも、“とってもいい子”のすみれちゃん。
でもそれは、彼女が今まで生きてきた中で、いろんなことを知って・感じて・考えてきたことの延長線にある。
感受性豊かなすみれちゃん、ポジティブ思考で友達思い、発想力もパワフルで将来が楽しみな子だなあとしみじみ。
今まで離婚ってお互いの価値観の相違とか好きな人ができたとか、気持ちが離れていっての離婚 -
Posted by ブクログ
今巻も柔軟な考えで自分の時間を過ごしていく菫。そんな彼女でも怖いと思ってしまう事がある第3巻。
柔らかく考える。菫の柔軟な考えは子供の視点ながら大人にもしっかり伝わるものです。大人の時間と子どもの時間を足して割る。子供と過ごす時間はそういうメリットもあるのかと教えられました。ただ、その柔らかい考えはときに菫自身も苦しめます。僕も両親が離婚したとき苗字を変える変えないの話のとき今回と似たようなことを考えたことありましたが、あれはちょっときついものがありました。今まで絶対変わらないと思ったものが変わるときは誰だって怖いもんですからねぇ。
大人になっていく過程で色々変化していくのが子供です -
Posted by ブクログ
友達とお父さんがケンカしないように
全身全霊をかけて一発ギャグをやる、すみれちゃん。
一生ガスオーブン触れなくなるのは嫌だから
少し怖くても点火に挑戦する、すみれちゃん。
大好きな友達のために、お母さんのために
一生懸命いろんな事を考えて日々を送ってる、すみれちゃん。
でもそれが「ちょっと自分のためでもある…」
ことを知ってる、すみれちゃん。
どんな人のどんな日常にも
フォーカスを絞れば
必ずそこにドラマがある。
お母さんと二人で暮らす小学4年生のすみれちゃんの
日常。ことば。成長。関係。
決して誇張されない神秘化されない
「ドラマティック」ではない、本当のドラマ。優しい物語。