弥永真生のレビュー一覧

  • 法廷のための統計リテラシー

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    法学と統計の両者の人に裁判でどう統計が使われるかを扱うもので,和書で類書はほぼないのではないかと思う

    1章は確率に基づく意思決定の基礎的な内容

    2章は,確率や統計をベースにした議論・合意形成について.
    科学的であるとは誤差が小さいことではなく,それが正確に見積もられていることなので,その正確さについては事実認識は科学的に決定できるが,価値判断はできないといったこと

    3章は,検定の考え方などと,法律の「合理的な疑いをさしはさなまい」といった概念との対応を論じる
    質の低い証拠は正しい仮説の支持には利用できるが,質の高い証拠で覆されることがあるので,誤った仮説を否定するのには使えないなど

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    2023年02月28日
  • 法廷のための統計リテラシー

    Posted by ブクログ

    第一章と第二章はよくまとまっているが、統計学の他の教科書でカバーできる。第五章はこの本ならではの内容で面白く読めました。

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    2023年02月06日
  • 会社法新判例50

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    実務では弥永とはよく言ったものだ。

    会計士、弁護士の資格を両方もっている筆者は、実務にあかるく現場が今必要としている情報を体系立てて説明してくれる。

    私の学士論文はMBO(経営者による買収)だったが、そのときにもだいぶお世話になった。
    特に筆者が2007年5月号 法学セミナーに寄稿した「ゴーイング・プライベート」は時事と実務と理論があいまった名論文だと信じて疑わない。

    ひるがえって、本書であるが弥永先生らしく最新の判例を列挙し、解説できている。

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    2012年06月17日