荒井裕介のレビュー一覧

アウトドア刃物マニュアル：ナイフや鉈、斧の使い方からナイフメイキングまで

荒井裕介

薪割り用の斧が欲しくて、積読していたこの本を手にとって読み始めました。
刃物を選ぶ前だけでなく、刃物を使い始めた後からでも勉強になる一冊です。
この系統の本は結局ナイフ中心に書かれているイメージがありましたが、鉈や斧についてもしっかり触れている事が高評価です。
特に斧の研ぎ方や柄の交換方法などメンテナンスについて触れられていたのが嬉しいです。
もちろんナイフに関してもしっかりと。
ナイフなどの各部名称に少し専門用語があり、その説明が薄い部分はありましたが充分マニュアルとして機能してると感じました。

幕末流星群

荒井裕介 / 宮崎絵美子

イケメンの志士漫画と現代風言い換えでたいへん分かりやすい幕末維新の物語。昭和時代の千円札の伊藤博文が初代総理大臣なのは教科書でしっていたけど、まさか若い頃は攘夷原理主義テロリストで人斬りだったとは！ こういうのを教科書で教えると楽しいと思いますね。あとがきにある通り、わずか150年前の時代で、ばーちゃんのばーちゃんぐらいの時代なだけに。

タープワーク：キャンプ、災害時に役立つ基礎知識と設置法

荒井裕介

今流行りの正方形のタープを使った様々な設置方法が紹介されています。
タープワークはアタッチメントから引っ張る位置が少し違ったり、似た形でもタープの向きが違ったりすると名前が変わり細分化され過ぎている印象を受けました。
しかしある程度の基礎が分かればアレンジが可能で、張り方によって用途や目的が異なるので面白くも感じます。
登山目的でツェルトでも応用出来ないかと購読しましたが何とかなりそうでした。
泊まり沢でもタープで寝ていますが、今度は少し応用をきかせてみたいと思いました。
タープのメンテナンスや汚さない畳み方、自作タープの作り方も載っており、まさにタープのための一冊と感じます。

サバイバル猟師飯：獲物を山で食べるための技術とレシピ

荒井裕介

実際に獲物を捌くことは当然ないわけで。

そのあとのブッシュクラフトというか、ジビエ料理というか。
これがいいんだ。

サバイバル猟師飯：獲物を山で食べるための技術とレシピ

荒井裕介

ブッシュクラフト、気象学、加工術、ルートファインディング術、植物学、航海術などとマタギから得た知識や伝統的な手法を得た彼の本から、わたしが出来る事って？

トッカン汁粉は、固くなった大福を牛乳で煮てミルク汁粉として食べてるし。梅出汁は、風邪の時に飲んでるし、これにネギを入れるのも好き。モミの葉茶、これはやれるかも。
これだけ？いやいや、ポテトナンも！
でも筑波博で働いていたのよね、私。ウーン

サバイバル猟師飯：獲物を山で食べるための技術とレシピ

荒井裕介

ここに書かれているノウハウが私の生活の中で必要になることはおそらくなかろう…と分かりながら、書店で手に取ってしばし逡巡した挙句、どうしても衝動に抗いきれずに買ってしまった一冊。
読み物的な要素もないではないが、内容のほとんどは本当に実践的な技術の解説だから、興奮冷めやった後に家で落ち着いて読むのもなかなかアレだったかも。
サバイバル、と銘打ちつつも、扱われている食材は獣肉や鳥肉に魚、そして山菜がメインで、より入手しやすいはずの虫や爬虫類、両生類等の食べ方は紹介されておらず、それが個人的にはマイナスポイントだった。

サバイバル猟師飯：獲物を山で食べるための技術とレシピ

荒井裕介

オールカラーで見やすい。ジビエおいしそうだ。特に熊。
狩りが主に冬のシーズンなので冬キャンプの参考にもなる。