蛯原健介のレビュー一覧

  • ワイン法

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    ワインの地理的表示(AOP,DOCG,qba,docなど)にどういう意味があるんだろうかとか、ないワインと何が違うのだろうか、その歴史的経緯を学べる本。
    他の書籍に詳しいのかもしれないが、世界的にフランスが主導的な役割を担ってきたためフランス目線。
    ・国内のテロワールが形成されるまでのいさかい
    ・輸入ワイン、模造ワイン、格安ワインの戦い
    ・原産地の決めから品質要件の決めに至る経緯
    ・新世界ワインの躍進に至る経緯
    などなど、見所多数。

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    2021年04月16日
  • ワイン法

    Posted by ブクログ

    <目次>
    プロローグ
    第1章本物を守る戦い
    第2章産地を守る戦い
    第3章生き残りをかけた欧州の闘い
    第4章新たなプレーヤーとの闘い
    第5章危機から新時代へ

    丸善で、リコメンドのコーナーにあって購入したもの。
    本を開くとむつかしそうなイメージを持ったが、
    実は文章は平遥で読みやすかった。
    フランスのワインの法律の歴史はがワインを作ってきた

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    2021年03月24日
  • ワイン法

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    「ブランドとは制度である。」

    本書の言いたいことはまさにこの言葉に集約しているといって良いだろう。

    筆者のお題は次の通りである。
    「500円のワインと1万円のワインは、ほんとうに20倍もおいしいのか?」
    「ロマネコンティ グラン・クリュと格安ワインの差を生み出すのは- 種か? 製法か? 醸造家か? 歴史か? あるいは国家か?」

    ワインとは不思議な飲み物である。
    飲めばおいしい飲み物には違いはないのだが、本当に「飲み物」でいいのかと言われると、こと高級ワインにいたっては投資の対象とか貴金属の類といっても過言ではない。
    このように「ワイン」に作られたブランドの源泉は「制度」にあるというが筆者

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    2020年03月01日