ジェイムズ・レナーのレビュー一覧

  • プリムローズ・レーンの男(上)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ミトンの手袋をし、外部と一斉接触を絶って暮らしている老人が殺される、という掴みがうまい。ここから事件記者である主人公が謎を追うことになるのだが、この謎が実に錯綜し重層的に描かれていく。主人公の奥さんの自殺、そしてその奥さんに似たヒロインの出現・・・。過去の事件、さらにそれ以前の主人公の半生、現在の事件、と物語はどんどん映画のようにオーバーラップの手法を用いて進む。さらに主人公の薬による幻覚も交じり、一人称の視点がまるで自分の体験のように事細かに描きこまれていく。読みにくい部分もあるが、謎に引き込まれる。後半の展開に期待。

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    2015年03月24日
  • プリムローズ・レーンの男(下)

    Posted by ブクログ

    途中でジャンル変わってるやん。
    この展開でゴチャゴチャさせすぎずに世界観描き切ったんはある意味評価。

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    2015年06月19日
  • プリムローズ・レーンの男(下)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白いんだけど、何をどう突っ込んでいいのか悩む。
    SFからミステリから要素が詰め込まれていて、ごった煮の面白さだったけれど、いささか禁じ手使いまくりな気もしなくはなかった…。
    あと読む人凄く選びそう。色んな意味でマニアックだと思うので。

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    2015年01月01日
  • プリムローズ・レーンの男(下)

    Posted by ブクログ

     ○○だと思ったら○○でしたという、驚天動地のスリラーなのである。ルール無用の物語を読みたい者だけが手に取るがいい!と叫んでおこう。
     ネタバレしない程度のあらすじをいえば、妻を亡くしたノンフィクション作家が、プリズム・レーンの男と呼ばれる、謎の男の殺人事件の謎を解き明かそうと調べ始めるのだが……って最初の10ページ位で分かることしか書けない。
     だいたいにおいて、足下が安定しない。「まさか」「いやいや。それは無いだろう」ということがしばしば起きる。
     読んでくださいとしか言えない。

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    2014年12月13日