清野静のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
とにかく爽やか。
やはり最近のラノベとは違うよなぁ。
一昔前のジュブナイルっぽい、懐かしい感じがする。
1巻がかなり良かったので、続刊で変な舵取りしてくれるなよ、と願っていたのだが、心配は無用だった。
「恋をすると能力を失う」という事実を突き付けられたものの、ログはロンドと軍乃に対する気持ちがはっきりせず、能力も消えないまま。
三角関係の恋のゆくえは?というところだが、最終的にログが選んだ答えは、あれはどうだったんだろう?
その先が気になる。
ロンドがなぜ魔女になりたいか、その理由が良かった。
ベッドで寝ていた頃の自分への復讐。
1巻で「ポジティブレイブ」という表現があったが、これだけ前 -
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表紙とタイトル買い。
ライトノベルだが、最近のラノベっぽいクセはない。
魔女の少女と異能持ちの少年が出会って仲良く穏やかに暮らそうとするが、魔女の血や異能がそうはさせてくれない、というお話。
でも異能バトルのストーリーではなくて、何か特別凝った設定があったりイベントが起こるわけでもない。
人物描写というか、登場人物たちのコミュニケーションに主題が置かれている。
でも、これくらいでいい。
こういうフツーのラブコメが読みたかった。
最近のラノベは奇をてらいすぎ、奇抜なことしすぎ。
登場人物増やしすぎて描写しきれなかったり、設定追加しすぎて風呂敷たためなかったり。
そういうのはちょっとしたスパイ -
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Posted by ブクログ
200万字の本を読むことで
たった1秒だけ時を止めることができる一族『時載り』
この物語の主人公である少年、久高の幼馴染であるリンネはそんな変わった一族の娘。
本を糧に生きていく時載りにとって、本はまさに生きていくために必要な食料源。
だけどリンネは読書が大嫌い。
人間の女の子みたいに甘いものが大好きで、わくわくするような冒険を夢見る、少しおてんばな、どこにでもいる少女だった。そんな少年少女たちが繰り広げる、ひと夏の冒険譚
今まで特に意識しなかった自らの種族の謎や、その争いに巻き込まれたり。同じ時載りとの出会いがあったり、とにかく危険な目にあったりしながらも、少年少女たちが友情を育み、強く逞し -
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ネタバレややとっちらかった出だしながら、一見するとテンプレな設定を、奇抜なシチュエーションに落とし込むことによって斬新に見せているのは凄い。特にこの序盤の、絶縁碍子の写真を撮るために、クラス一の美少女の甘言に惑わされて鉄塔を登るというシチュエーションはシーンとして非常に印象深く、ラノベのツカミとしてはバッチリである。その後のヒロインが超能力者、実は主人公も超能力者、その後に現れる第二のヒロインは魔女……という風に設定を贅沢に盛りながら、読み手の興味をバトンリレーのように繋げていく手法は鮮やかの一語。ある程度超能力を使い倒して、能力の使いみちを知っているというのはとても現代的で良い。バトル成分は少なく異
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夏休みが終了し、平凡な日々と再会中。
某所から大量の本が届き、そのお礼に行く事に。
大量の本、うらやましい限りです。
しかし本を読むのが嫌いな場合、嫌な光景ですw
そのお礼に出向いた先は、上流階級。
ついでにオークションに参加する事になってるし…。
うん、このホテル手落ちがありすぎる…w
多分今度の相手はこの人だろう、という人が大当たり。
どうやら1作目に続き、出会った人がそう、のようで。
基本的に、自分の都合まっしぐらの逸脱者。
これで終わったら世話ない、と思っていれば
想像通りの要求。
何だか偶然の産物で終了、という感じです。
知らない人も登場しましたし。
この先、どこまで『わくわく -
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Posted by ブクログ
本を読んで生きる"時載り"の少女リンネと
幼なじみの久高の一夏の冒険……だよね?(笑)
なかなかライトノベルらしい面白い設定で楽しめた。
登場人物たちそれぞれになんか隠れた設定がありそう。
そのうちただの人間の久高にもなんか裏設定が出てくるんじゃないかと(笑)
物語は不思議な本を拾った久高たちが、その落とし主の少女を捜すところから始まる。
けれど、途中でそのことは脇におかれてしまった感があって、
あれ? この展開いいの?
とか思ってしまった。
結果的に本筋に戻ってくるんだけど、なんとなくそのことが気になったかな。
ちょっと整理されてない感じ。
たぶん、これが作者のデ -
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