太田朋子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
先に断っておくと,集団遺伝学を勉強していて本著者について知らないのであれば,目を通しておくべき本である。
題名にある「ほぼ中立説」というのは,今となっては一般的とされる木村資生の「中立説」の難点に対するものである。太田朋子は「弱有害効果(ほぼ中立)」の導入によりその解決を図った,現在では十分認められている概念とみられる。
本書のレビューを簡潔に言うなら,内容★5で編集★1,といったところ,★3なのはそれを渋々平均化したもの,レビューサイトの星の(内容にしては)低いのはこれに尽きると思う。内容は集団遺伝学に触れるのであれば必読ものだ。
そのレベルの高さに編集が追いついていない。随時補足説明