吉村昇洋のレビュー一覧
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購入済み
根本的な問題を突き付けられます
非常に良い書物です。
人間は、自分が生きるために他を殺生して食べる。
そこに感謝の気持ちがあるか。
飽食の時代、どこかのグルメ記事の情報だけ、手抜き料理して自慢する主婦もどき、共働きでなんで自分だけがご飯の支度しなきゃならんの、と文句ばかりいう輩に是非とも読んでもらいたい。
自分の仕事上の姿勢についても考えさせられました。
ただただ、著者に御礼を申し上げたいです。
この感謝の気持ちを、自分の生活において具現化して恩に報いることができればと存じます。 -
Posted by ブクログ
臨床心理士でもある、比較的”若手”の住職による書籍。
”食”への関心が強く、修業時代から”作り手”としても経験の豊富な筆者。
本のタイトルに”粥”の文字があるが、”食”の欲望に憑りつかれた?ような紛れもない俗人である自分のような人間が、ついつい手に取って面白くも為になるお話を聞くことが出来るという、有り難い本だ。
と書くとふざけているようだが、”堅苦しくなく”、”色々な角度から関心が持てる”(色々な人に訴求しそうな)、しかもある程度実践的な(少しづつ試すことが出来る)ことが書かれている。
自分の意識の持ちようを改めて見直し、少し変えてみようかな、と思わせる。