貝澤哉のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレあの「ロリータ」のナボコフの初期作、ということで期待して読んだけど、
レトリックに関してはやっぱり「ロリータ」ほどではなかった。
初期作だからこそだと思うけど。ロシア語作品だし、訳の問題もあるかな。
良くも悪くも読みやすい作品。
「ロリータ」の前にこれを読んでおけば、もっと早い段階で「ロリータ」も楽しんで読めたかもしれない。
ストーリーは特にどうということもなく
クレッチマーが普通の思考回路を持った人だったり登場人物が割と多かったりしたせいで、
ラストまで現世離れせずにストーリーが進んでいった気がする。
(だからあまりレトリックにのめり込めなかったのかもしれない。
「ロリータ」は完全にハンバ -
Posted by ブクログ
ネタバレおもしろい。芸能人の不倫報道などが気になってしまう人にはたまらないだろう。
ナボコフといえば「ロリータ」だが、本作もロリコン親父が未成年の美少女に翻弄されてしまう物語だ。
裕福な美術評論家クレッチマーが、美少女マグダに夢中になる。妻子を捨ててマグダと一緒に暮らし始めるが、そこにマグダの元カレであるホーンが戻ってくる。
マグダとホーンの関係を知らないクレッチマーは、マグダとの生活の中にホーンが出入りすることを許してしまう。マグダとホーンは、クレッチマーの目を盗んでいちゃいちゃし、しまいにはクレッチマーの財産を奪う計画まで立てはじめる。
偶然、マグダとホーンが自分を騙していたことを聞かされたクレッ -
Posted by ブクログ
ふぅ! やれやれ…。印象をとしては、「ヘッポコ主人公のながい知的遊戯に付き合いました」かな(失礼)。タネ明かしはほぼ解説にて。探偵小説を下書きにしたメタフィクション、だそう。なのですが。正直なところ、読んでいる間は、「これが、文学、芸術、なのですね?」ふふふ...コントとしてなら楽しめそうかしらん、といった感じ。
度々読者を引き止め、「読者よ...」と呼びかけては、コレにはこれこれこういう理由があるんだからね、『なんだからね!』の過剰なエクスキューズに、あ、そう。へーそう。(毛先を弄りながら)そっかそうだねあはは、と上の空で相づちをうっているイメージが続く。
好きな場面は、風がオリーブの木の葉