東京建築探偵団のレビュー一覧

  • 建築探偵術入門

    Posted by ブクログ

    復刻版で本書を読めたのは幸いだったが、あとがきの年・昭和61年には残っていた建物も、現存する数が減っている。明治から昭和初期(戦前)にかけて建築された洋館・西洋風建物は、外観だけ観ても飽きることがない。貧富の差があればこそ、一部の人間が贅を凝らした建物を建てられた面は否めないが……今は没個性的な現代住宅の間に、古き良き時代の建築物が残されていることで、際立って見えるということもあろう。読メ読み友のレビューを参考に、今は『建築探偵の冒険・東京編』を読んでいる。こちらも面白い!

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    2019年08月27日
  • 建築探偵術入門

    Posted by ブクログ

    これは確かに奇書良書。笑
    西洋館への愛が漲ってます。もちろん建築探偵団の学術的、専門的知識量の確かさを感じられるんだけど、それ以上に、建築と対峙するときにはこういう素直な好奇心や感性を忘れちゃダメだなと思いました。

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    2019年01月11日
  • 建築探偵術入門

    Posted by ブクログ

    およそ30年ぶりの復刊。「東京建築探偵団」は、明治〜大正〜昭和(戦前)に建てられた「西洋館」のもつ《異物性》《用途の多様性》《デザインの多様性》に注目、そうした「西洋館」を自分の目と足で見つけ出し、生け捕りにしようという知的な狩猟のような試みである。

    冒頭、「建築探偵『九つの心得』」が箇条書きにされているが、そのなかの「二、建物は手で見るをもって上とす」にはこんなふうに書かれている。「すぐ写真を撮るのは下」。町でこれという建物と出会ったら、まず眺め、手で眺め、そうしてペンを握りスケッチをすること。なぜなら「写真頼みの記憶は色褪せやすい」からである。納得。

    ここに取り上げられた「西洋館」は、

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    2014年10月29日