読んで良かった。航空管制は、これまで全く関わり無かったし、興味も
無かったが、ふとした縁で関わった。半年前だ。楽しい思いもできた。
思い出の仕事にもなった。本書は、航空管制に関して、非常に多くのことを
教えてくれた。でも、良書ではない。何故なら、日本語が下手なこと、読者を
困惑させるような
...続きを読む主張や主観が多分に含まれていること、などが挙げられるから
である。著者は御高齢にも関わらず、活発な執筆活動をしておられ、とても
得難い権威であろうと思われる。しかし、先に読んだ「航空管制システム」同様、
その熱意が支離で滅裂しているように受ける。編集者も丁寧な推敲支援をすべき
だと思う。とりあえず、バイロットはまずい。それに、一文が五行に及ぶ記述を
散見するのも危うい。随筆は読みたくない。