坂井優基のレビュー一覧
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この仕事をはじめてから よくするようになった
「念のための確認」
その大切さを再確認した。
また、ミスを防ぐために、二重チェックという方法がよくとられるが、
それでは人的ミスを防ぎきれない。
個人的には、何をやるにも責任の所在を明らかにしておかなければ、
誰も腹をくくらず結局一人でやるよりミスが増えてしまうことになりかねないと思う。
そもそも危機管理とは、注意喚起を二重三重に行うのではなく、
設計の段階でミスが起こり得ないプログラムにしておくことだ。
この考え方は非常に参考になった。
業務レベルにおとしこめば、かなり応用がききそうだ。
業界は違えど、危機管理の超プロである機長から学ぶことは非常に多い。
むしろ、業界が違うからこそ多くのことを学ぶことができる。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ[ 内容 ]
20世紀の傑作旅客機ジャンボジェットの機長が飛行機の操縦方法を解説。
空港に到着してから飛行機に塔乗し、目的地に到着するまで、パイロットは何を考え、どう行動しているのか?一番大切なことは、失敗しないこと、事故を起こさないこと、乗客や乗員の命を守ること。
求められる能力は、操縦技術は2割にすぎず、残りの8割はシステムのマネジメントだ。
そのために培われた様々なノウハウは他のビジネスの現場でも役に立つ。
離陸、巡航、着陸のそれぞれを操縦、管制、気象の各側面から系統的に詳述する。
[ 目次 ]
第1章 基礎編(ジェットエンジン;ジェットエンジンの種類 ほか)
第2章 出発準備編(ディスパッチワーク;管制 ほか)
第3章 離陸編(飛行機に到着;外部点検 ほか)
第4章 巡航編(降下準備;滑走路と太陽の位置 ほか)
第5章 着陸編(降下;ランウェイチェンジ ほか)
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
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今までに無かった「操縦」に視点を絞った面白い本。
最近、航空機が趣味でいろんな本を探し漁っているのだが、どれもこれも飛行機の仕組みや計器の説明などで面白みが欠けていた。
しかしこの本はコックピット内のやりとりや、各タイミングにおける操作、対コーパイ・対管制官、対天気といった内容が、今にも目に浮かびそうな位、分かりやすく書かれている。
気がつくと「こんな時、キャプテンはそんなふうに考えているのか・・・」と色々一人で納得しながら読んでいた。
この先、飛行機に乗るとき「今のタイミングでこんなこと考えているんだろなぁ」と、今までとは違ったことを考えながら空旅を楽しめそう。
それくらい新しい観点を与えてくれた本である。
ぜひ近いうちにもう一度読み直したいと思う。 -
Posted by ブクログ
生き残るためには「失敗しないこと」
状況判断の理想は、その仕事に関わっているすべての人がすべての情報を共有している状態
未確定、未確認でも一言それを沿えて情報発信すると、情報の受信量も増える
最も重要な決断は「悪い仕事」をしないと決めること
引き返す「判断基準点」を開始前に設定しておく。一度決めたらブレない。
- 気づいたことや気にかかることは口にする
- 誰かが言い出したことについては真剣に考える
- 自分のアイデアのアラ探しをする。どこか間違っていると思いながら検証する。
- 優先順位をつける。下位のものは切り捨てる。(すべてを実行することはできない)
CRM(CREW RESCUE MANAGEMENT)
-機長はまわりの人間が気付いたことや思ったことを言い出しやすい雰囲気をつくる
-機長以外の乗員は、何かに気付いたときや少しでもおかしいと感じたときは必ず明確に口に出す
-機長は誰かが何かを言い出したらそれについて考える
決定はあくまでも機長が行う。決断の前に全ての人のもっている情報や意見を集めてその上で決断する。
全員の合意や多数決ではない。
×俺がボスだ
×仲良しクラブ
全員一致/多数決は日本の悪癖。みんなで決めたのだからというリーダの免罪符に使われる傾向あり。
最終責任はリーダにある。リーダが決定を行い、自らの決定に責任をとる。
失敗を犯さないシステム/仕組みを構築し、継続的に更新する。
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Posted by ブクログ
本書も、十年位前に購入したものだ。
筆者は、ボーイング747のパイロットだった人。
パイロットの視点から時系列的に、飛行へ道筋がの展開がされていく。
それだけでも興味が湧くというものだ。
しかし、悲しいかな本書は、PHP新書だ。
ブルーバックスの様な理系の観点での本ではない。
よって、専門用語の使用が意図的に抑えられているような気がする。
そこが残念だ。
政府専用機の747-400は、航空自衛隊としては用途廃棄になった。
JAL、ANA、航空自衛隊からは、旅客用の747は消えた。
本書も時代に置いて行かれてしまった。
※ ただし、NCA日本貨物航空は、747-Fと次世代型の747-8Fを使っている。
後者は、787と同様にシェブロン・ノズルが特徴だ。 -
Posted by ブクログ
飛行機が運航する各フェーズ(出発準備、離陸、巡航、着陸)ごとに、操縦、管制、気象といった項目に分けて、飛行機をどのような操作で動かすのか、パイロットが何を考えているのか、管制の指示や悪天候に対してどのようなアクションをとるのか、といった点を解説したもの。
著者は、パイロットとして求められる状況判断やマネジメントの能力がどのように他のビジネスに活かせるかといった切り口でよく本を書く人だが、この本ではパイロットや飛行機の話に絞って書かれている。ほんとパイロットは、乗客には思いもよらないことを色々考えて操縦しているんだなあ、ということが改めて分かった。ところどころよく分からない専門用語が解説ナシで説明に使われていたり、同じフレーズで同じ話が出てきたりする点、編集や校正がきちんと行われていない印象を受けるが、全体としては読みやすく面白い。難しいことはよく分からないにしても、パイロットの気持ちになって空を飛んでいる雰囲気を楽しむことができる。(10/11/14)