葦津珍彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
神道者から語られる国家神道の歴史。
著者は神道者ではあるが、明治以降の神社政策とはどういうものだったのかを実証的に記す。
当然、国家神道は良かった悪かったとか思想に流され過ぎてもいないし、国家神道への批判もまた実証研究に基づいて行っていっている。
神社・神道関係者や保守派にはやや苦い本だろうと思う。しかしまた戦前は悪と決めてかかる左よりな人たちにとってもしっかり痛いところを指摘している。
現在の日本でこれが江戸末期・明治以降における神道史のスタンダードになり得るかは分からないが。
国家神道と神社の歴史。国家に保護された神道とは何だったのか明治~の神社の実態を見るに優れた本だとオススメしたい