永田宏のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
恥ずかしながら、⚪︎⚪︎病を三つ四つ抱えており月に一回通院している。その都度採血し、三十項目ほど検査数値を渡されるが、全部の項目について理解している訳ではなかった。
本書では丁寧に検査項目の数値について解説されており、それぞれ示す数値がどの様な状態であるかを分かりやすく解説してくれている。
学会によっても数値の意味づけが違っていたりする所もあるのだが、そこら辺にも触れていて、数値が少し高いからといって、イタズラに不安を煽ることもない。「NDBオープンデータ」が適宜示されているので、自分の数値の位置付けがデータの中で客観的に押さえられるのは嬉しい。
個人的には「NDBオープンデータ」の存在すら知らなかったので大変勉強になった。
また最終章のがん検診での発見率も知らなかったので勉強になった。
なかなかの良書だと思う。 -
Posted by ブクログ
とある保険のお店でがん保険を契約したところ、アフターフォローをしたいので、ごらいで願えますか、と連絡がきました。
アフターフォローとは名ばかりで、着席するや否や、「特に今の保険で問題ありません。つきましては、せっかくですので医療保険もいかがですか
」という、アフターフォローを騙った営業でした。
うすうす感じてはいましたが、やっぱりかといった印象です。
保険も利益を出さないことには、保険の会社も潰れてしまいます。仕方のないことです。
担当者の主導ではなく、自分が主導となって「自分に必要な保険」を考える道筋が欲しいと思いました。
自分にとって必要な保険を自分で考える一助となる本でした。読んでよかった。 -
Posted by ブクログ
新NISA制度を契機に家計の改善を進める中、加入中の保険の見直しに向けて、また、保険商品に関する正しい認識を得るために手に取りました。
筆者は、健康保険などの社会保険制度の重要性についての認識をベースに、販売されている民間保険商品の多くが不要と意見しています。
保険会社は、がん保険のCMなどを通じて生活者の不安をこれでもかと煽り加入を推奨しています。
このことに関し、著者は、高額療養費制度などの正しい知識があれば、真に自己負担が必要な額を把握したうえで、保険の要否について正しい判断ができるとしています。
保険会社が消費者から得る手数料は高く、商品価格に確実に転嫁されていることに留意すべきと繰り返し言及されています。
また、自己資金を確保するためのNISAや個人型確定拠出年金(iDeCo)の活用なども推奨されています。
正直、保険の必要性をさして深く考えもせずに毎月結構な額を支出していましたが、目から鱗が落ちる思いです。
自身や家族の現状や将来像のイメージなどをきちんと踏まえて、また、公的社会保険制度の正しい知識と有り難みをベースに保険を見直していこうと思いました。 -
Posted by ブクログ
元々保険は不要だと考えていて加入していないが、生命保険料控除のために入ろうかと思ったので、参考に読んでみた。
保険業界に長く関わってきた著者と、医療に詳しい著者の共著で、保険は必要ないということをいろいろな角度から掘り下げている。
保険料には当然保険会社の取り分が含まれているので、すべてが保障に回るわけではない。高額医療費制度があるので、個人が負担する金額はそう高額にはならない。本当に保障が必要になるのはかなり高齢になってからになるが、何十年も前に入った保険の保障内容が医学の進歩に合っているとは思えない。などなど納得の内容だった。
そして、人生100年時代とは言うが本当にそうなんだ~というデータを見たときに、100歳ぐらいまでどうやって過ごせばいいんだろう?と思った。今は忙しくて時間が足りないと思いながら、毎年あっという間に過ぎていくが、今と同じような生活をずっとしている訳はないし、仕事か趣味か、本気で何か見つけておかないと有り余る時間を過ごせないなあと、そっちが焦った。 -
Posted by ブクログ
医師不足こそが,本書のテーマだ.
【医師は本当に足りないのか】
・厚生労働省が主催する検討会「医師の需給に関する検討会」が2005年から06年にかけて開かれた.その最終報告書の内容は,「医師の勤務時間を週48時間とすると,04年において,医療施設に従事する医師数が25.7万人であるのに対して,医療施設に従事する必要医師数は26.6万人と推計される」というもの.厚生労働省は,口が裂けても「9000人不足」とは言わない.また,現場の医療機関の感覚では,数万人足りていない.
・厚生労働省にしてみれば,医師数を増やしたほうが,自分たちの影響力が強まる,つまり省益を拡大できる.それにもかかわらず,これまでの検討会で医師の削減が盛り込まれてきたのは,高騰する医療費を抑制したいという政府・財界の基本方針があったからだ.医療経済学のドグマのひとつに,「医師の増加が国民医療費の増加を招く」というものがある.80年代は,自らの既得権益を守るのに都合が良いため,さらに医師不足が顕在化していなかったために医学会も反発しなかった.
【なぜ医師は不足したのか】
・昔は結核に代表されるように患者を寝かせておく以外に有効な治療方法がなかった.
・医療訴訟
【医師不足対策】
①医学部の定員を増やす.
②国外から医師を輸入する.
③患者を国外に輸出する. -
Posted by ブクログ
1995年生まれの男の平均寿命は94.5歳。医療技術も日進月歩な中、終身医療保険ほど陳腐化するものはない。
※相続税対策に終身保険は有用
疾病別、年齢別医療費(P29)より、高くとも一日当たりの医療費は3万円で、長くとも1月の入院期間。しかも、健康保険があるから、医療費は3割以内。50万あれば入院に係る保険は不要か。拍子抜けである。
高額医療制度や最強の保険である健康保険といった優れた日本国の医療制度を理解し、民間の保険で検討の余地があるのは、死亡保険と現役世代の就業不能保健のみ。
老後資金を貯めるなら、『確定拠出年金』
「個人向け国債 変動10」もありか。
貯蓄運用目的の保険は手数料が高く、不要。
本来の保険の趣旨を考える必要あり。
①緊急性
今日、明日にでも不測の事態が起こる
②重大性
自分では用意できない額のお金が必要になる
③経済合理性
安い保険で大きな保証が持てる
④不確実性
契約内容が時代の変化に合わなくなる
これら、四つのキーワードで、優先順位を明らかにする事が肝要。