長倉三郎のレビュー一覧

  • 「複眼的思考」ノススメ 調和が必要な変革の時代を迎えて
    非常に丁寧な引用が、優れた研究者であることを感じさせた。真理には排他的な複数の側面が存在するという点に着目した点も、さすが量子化学の研究者というように感じ、「わかりやすさ」が必要な現代とは逆行するなと感じた。裏返しの文脈が共存していることを疑うことで、新しい創造が生まれるという点、みんなが賛成しない...続きを読む
  • 「複眼的思考」ノススメ 調和が必要な変革の時代を迎えて
    ○物事を両面から見る複眼的視点

    調べてみますと、日本には複眼的視点を持った先人が少なからずいます。
    その一人が、江戸時代中期の学者、三浦梅園(みうらばいえん)
    梅園は、「条理学」という学問分野を独自に作り上げました。



    ○経済活動における複眼的視点
    実業家の渋沢栄一は、「片手に算盤、片手に論語...続きを読む
  • 「複眼的思考」ノススメ 調和が必要な変革の時代を迎えて
    母から借りた本の中にあり、自分では選ばないジャンルですが、読んでみたらとても面白かったです!

    私は文系なので、理系の内容は…と先入観を持っていましたが、著者が恐らく本当に頭のよい方で、文章や表現方法がとても分かりやすかったため、少し視野が広がった気がします。

    著者は量子学で大きな業績を残されてお...続きを読む