○物事を両面から見る複眼的視点
調べてみますと、日本には複眼的視点を持った先人が少なからずいます。
その一人が、江戸時代中期の学者、三浦梅園(みうらばいえん)
梅園は、「条理学」という学問分野を独自に作り上げました。
○経済活動における複眼的視点
実業家の渋沢栄一は、「片手に算盤、片手に論語
...続きを読む」として述べています。
○日本人が独創的な創造性を発揮するのに必要なこと
「セレンディピティ」:思いがけないものを偶然発見する能力
言葉の元になったのは、セレンディプ(現在のスリランカ、セイロンの古称)
に伝わるおとぎ話『セレンディプの三人の王子』
父王の命により旅に出た三人の王子は、幾多の困難にもめげずに知恵を働かせ
捜し求めていたものとは別の幸運を偶然にもつかんだ。
イギリス首相ロバート・ウォルポールの息子で、作家のホレス・ウォルポール
はこのおとぎばなしにちなんで、「セレンディピティ」(serendipity)という
言葉をつくりました。
○教育
日本の戦後教育の最大の問題は、複眼的な視点ではなく、自由だけ、
権利だけを主張する面が強すぎて、社会に対する責任や義務を置き忘れて
しまったことにあります。
⇒考えさせられる主張です。