林壮一のレビュー一覧

  • アメリカ下層教育現場

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    筆者はアメリカに住む日本人ライター。

    ちょうど会社を辞めて収入もなく途方に暮れていたとき、
    リノ地区にあるいわゆる″最底辺学校”の臨時高校教員を以来される。

    「日本文化」のクラスに集まった生徒たちの集中力は、ものの5分ともたない。UNOを始めたり、八ッキーサックを楽しんだり、トイレに行ったきり戻ってこない生徒もざらにいる。

    そんな生徒たちを目の前にして奮闘する彼の姿に共感しながらも、家庭的環境に恵まれない子どもたちをなかなか責めることもできない。

    将来に希望がない。やる気がない。単位さえ取れればいい。


    そりゃ、そう思って当然だよね。

    生徒の親のほとんどはシングルで、理由は離婚から

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    2012年08月05日
  • アメリカ下層教育現場

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    アメリカのチャータースクール(下層高校)で教鞭を取ることになったライターが、引き受けてから去り、別の現場で別のボランティアをする話。

    教育の専門家どころか教育関係者ですらない筆者が、アメリカの教育現場で体験したことの記録。

    アメリカと言えど、日本とさして変わりない状況であるようだった。
    僕が今まで見てきた日本の定時制高校と大きな違いは無い。

    そういうタイプの現実があるということを知らない人は、カタリバの定時制高校企画に行ってみるか、この本を読んでみるかをオススメする。

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    2011年09月23日
  • アメリカ下層教育現場

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    著者の林壮一氏の著作を以前読んだ気がするが思い出せない。

    アメリカのチャータースクールで教鞭を執るルポタージュ。困難な家庭環境にいる子供に教育を受けさせることがなんと難しいのだろう。
    しかし教育を受けていないことにはまともな職にはつけない。
    いま日本でもフィリピンや中国から日本に来る子供が増えている。私が通った公立小・中・高にも何人かいた。
    日本も雇用の悪化が言われ、貧困が問題にされ始めた。
    この国でもいきるためには学が必要だ。外国の子達がきちんと学を身に付けられるのだろうか。
    私が出会った高校時代の外国籍の友人は、日本語を教えてくれる人がいたという。心細かった友人を助けてくれた先生を恩師と

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    2011年04月13日
  • アメリカ下層教育現場

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    アメリカはこう、だから日本ではどうすべきなのか?
    日本も近い将来こうなるんだろうな。

    愛に飢えた行き場のない子はどこへ行けばいいんだろうね。

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    2010年09月09日
  • アメリカ下層教育現場

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    まぁまぁかなー。

    アメリカの公立高校に通ったことあるけど、そこはかなり治安の良いところだったしなー。
    黒人の子なんて1000人以上いる生徒の中に2人しかいなかったし。

    勉強して、教養を身につけるって、本当に大切だよね。
    アメリカなんて本当に学歴社会だし。

    筆者の方、なんかすごいチャレンジ精神あるよなー。凄い。

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    2011年02月14日
  • アメリカ下層教育現場

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    アメリカのマイノリティー差別はまだ厳然とあるのか。◆セカンドチャンスをつかむこと。◆◆2010/7/8に読んでいたのか… すっかり忘れていた。評価を1つ上げよう。

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    2020年07月27日
  • ドキュメント 底辺のアメリカ人~オバマは彼らの希望となるか~

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     オバマの民主党候補選挙前後から大統領就任までの選挙の日々を、社会的マイノリティーへのインタビューで捉えるルポタージュ。
     その対象は黒人・ヒスパニックからpoor white、WWⅡに従軍した日系退役軍人や荒廃するデトロイト市民、ハリケーン・カトリーナの被災者まで多岐に及ぶ。もっとも、本当に底辺層なのかは疑問であるが。
     あるものは貧困、あるものは戦争を理由に「CHANGE」を望んでオバマへ投票しようとする。保険問題や失業問題など、大統領選の争点となった政策上の議論について生の声を聞けることはありがたい。

     また、いまさらながら黒人をはじめとする有色人種への「ぼんやりとした差別」はアメリカ

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    2010年06月27日
  • ドキュメント 底辺のアメリカ人~オバマは彼らの希望となるか~

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    この本は、今までに聞いてきたことに実感をを与えてくれた。

    第一に、富裕層はわずか5%しかいない。自由の国、アメリカン・ドリームが叶う国。それらはいまとなっては幻影にすぎないこと。
    第二にアメリカは移民の国、人種のるつぼなど様々な人間がいるこ。
    第3に差別は日常に色濃く現れていること。

    アメリカ追従してきた日本にも問い掛けられている外国人受け入れの問題や貧困の問題がいかなる問題なのかが、見えた気がした。

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    2010年04月14日
  • ドキュメント 底辺のアメリカ人~オバマは彼らの希望となるか~

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    アメリカ大統領戦についていろいろな人に聞いて歩いたインタビュー集
    みんな自分の意見をちゃんと語るんだよね。

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    2010年01月25日
  • アメリカ下層教育現場

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    在米10年のフリーライターによる、底辺高での臨時教員のルポ。
    情熱的で、正義感のある著者の、体当たり的体験が熱く描かれている。一生懸命さが伝わってくる、いい内容の新書だと思います。

    ただ、1年足らずの体験談で、ここまで書ききっていいのだろうか、とも思う。また、いうことを聞かない高校生に対し、殴ることができれば、、と思ってるあたりが、やや空恐ろしく感じました。
    もちろんきれいごとではない部分もいろいろ見てきた上での、心のコエだとは思いますが。。

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    2009年10月07日