神波裕太のレビュー一覧

  • 包丁さんへるぷみぃ とある巫女の記録

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    ネタバレ

    包丁さんのひとり稲が語る包丁さんの誕生秘話。前作では主人公の中学生たちを襲う側だった包丁さんたちの過去が語られる。

    元々は流行病で全滅寸前の村を救うために生贄となった少女たち。
    村人の命を救うために病を切るカミサマとなる、そんな大義名分があればまだ救われるのに、いつの間にかただ人の命を切るための道具となってしまった椿たちが哀しすぎる。
    それでも、最後に再会できた稲と藤の姿に少しだけほっとした。

    結局鋳太の死と、加地の本当の狙いがよく分からないままで、何だかスッキリしない。
    そして、媒体包丁が石包丁…。確かにそれも包丁だけど。名前、稲だけど。最後の最後でちょっと笑えた。

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    2018年09月14日
  • 包丁さんへるぷみぃ とある巫女の記録

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読み始めてから、はや10ヶ月以上経過してるという……。
    色々あったなぁという近況報告はさておき。

    前巻の包丁さんのうわさと比べると、ちょっと読みにくいかなぁという印象。
    今回のは、一応包丁さんの1人稲が語ってる(書いてる本?)というものなのですが、そうなってるかと言われるとそうなってなさそうな感じですね。
    まぁまぁ……稲主観であるならば、椿がどうなって、葵がどうして死んだのかがわからないですからね。だからまぁ、稲が語る物語と考えると読みづらいです。
    とはいえ、妹から聞いたことのあらすじを語るような口調で物語がずっと書かれても読みにくいですからね。なんとも言えない読みづらさではありました。

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    2015年10月29日