ウィリアム・ブリッジズのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ自分自身への二つの問いかけ
1.人生で、今まさに手放すべきものは何か?
2.人生の舞台の袖で出番を待っているものは何か?
P130
p191
大切なのはトランジションのさなかにいる人に終わりを体験させることである。
p207
どうすればニュートラルゾーンの中でその意味を見出せるか
p212
現在をコントロールする者は過去をコントロールし、過去をコントロールする者は未来をコントロールする。
現在の状況が過去を意味付け、そのように意味付けられた過去が特定の未来を導いてゆく。
p213
過去を手放せば未来の可能性が広がっていく
p237
新しい始まりは誰でも簡単にできるし、しかも、誰でも苦 -
Posted by ブクログ
何か変えなきゃ、そう思っている人は必読の一冊。
トランジション
・「変化」とは状況が変わることであり、「トランジション」とは心理的に変わることである
・(子供を生んだ母親)どうしてこのこと(これほどまでに子育てが大変なこと)を誰も話さないのかしら。みな、新生活おめでとうと言うけれど、私はかつての生活を失った悲しみを味わっているんです。
彼らは人生の中で何かが「終わり」になる時に起こる予期せぬ衝撃について、あるいは、新しい「始まり」に向かって進む際に立ちはだかる潜在的な「終わり」について、多くを語らない。
→すべてのトランジションは何かの「終わり」から始まる。
・私たちは、新しい家に住むとか、 -
Posted by ブクログ
終焉ーニュートラルゾーンー開始のトランジションはキャリアや発達を学ぶ人なら誰もが知っているが、その深い世界は本書を読まなければ分からない。改訂版はブリッジズが老年期を迎え、かつて見えなかった人生の新しい景色を目にしながら描いたことで、より人生とトランジションの論に真実味と迫力が加えられたように思う。
後半は特に文化人類学的考察で、伝統的社会が人の発達段階に儀式によって見事に寄り添ってきた様子が描かれる。対比する現代人である我々が、終焉やニュートラルゾーンと向き合うことなくいかに急足に人生や社会の変化に飲み込まれているかをわからせる。自殺や不登校の急増など現代的問題は、この自然な人の発達段階を丁 -
Posted by ブクログ
人類が、おそらくどんな世界に住む集団であっても、かつてはもっていた通過儀礼。それが現代では失われている。
人間は、喪失とか再生を繰り返しながら、進んでいくもので、その過程はとても苦しいけれど必然のもの。
だけど、現代社会では、そういった変化の過程を評価することがなく、何らかのトラブルさえ解決すればもとに戻る、と考えてしまう。だから、本来あるべき成長が、うまくいかないことが増えているのかもしれない。
よく考えると、学ばなくても知っていたはずのことを、今だから、きちんと学ばせてくれる本でした。
人生の苦しいことがなくなるわけでは当然ないんだけれど、それを受け入れられるようになる、示唆に富んだ一冊 -
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Posted by ブクログ
本書では「トランジション」とは、「変化」ではなく文字通りに「転機」でもなく、内面的な「過渡期」として捉えている。
また環境における変化をきっかけとして起きるトランジションだけではなく、内面の変容をきっかけとしてトランジションという状態にあり、環境に変化を求める、といった相互作用があるとしている。
「終わり」とは何が終わることか、「始まり」とは何か、終わりと始まりのあいだに何があるのか、といったトランジションに注目した本書だが、本当の本書の良さは、古典文学を例にして語るその語り口にもある。
『OKコンピュータ』と『KID A』の3年間、というのが一番わかりやすそう。