人気の居酒屋グループ、岡むら浪漫の代表が書いた一冊。地元の居酒屋であり、興味深いと思い読んだ。当初は自己啓発のためにと手にとってみたが、いざ読んでみると目頭が熱くなるエッセイのような構成。筆者の人を想う強い気持ちがあふれている。自分を高めようという熱い想いにあふれている。身近な場所に位置する居酒屋の
...続きを読む物語だからなのだろうか。ものすごい感動した。
・「自分づくり」について。「人が輝けば、お店が輝く」という生涯のテーマへの気づき(P17)、「あなたが好かれる人間になれば、周りの人は寄ってくる」という母からの言葉(P18)、「事実は1つ、解釈は2つ」という先生教え(P46)、「人気のある店ではなく、人望のある店を目指す」というアドバイス(P53)。
・他人を喜ばせようとする「他喜力」は大きなエネルギーを生む(P87)。「自責のチームをつくる」(P108)。
・ごはんのために仕事をする「ライスワーク」。好きなことを仕事にする「ライクワーク」。自分の使命と思って仕事をする「ライフワーク」という働く人の分類(P168)はおもしろい。
・「人を元気にしようとすると自分が元気になる」「人を幸せにしようとすると自分が幸せになる」(P180)
・筆者の壮大な夢。それは居酒屋の定義を変えること。「居酒屋は夢を語る場所。おいしい料理を食べたり、おいしい酒を飲むところ。元気になる場所。そこで働くと格好良くなる場所。」
感謝する気持ちの大切さと、ポジティブに思考することの大切さを説く、感動を与えてくれる1冊。