小林和彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
筆者は早稲田のアニメ研究会からアニメ制作会社に就職し「タッチ」の絵コンテなどを担当するようになったものの、仕事のせいなのか、元々の性格によるものなのか、統合失調症になり、誇大妄想的な発言が増え、遂には入院する。その後、退院し復職したり、父親を手伝ったりして社会生活を送るようになった時期があるものの、数年後には再び発症して入院。その後も入退院を繰り返し、今はグループホームで暮らしているという。
その本人が当時の記憶や日記などを元に、その当時自分はどう感じ、考えていたかを書き綴っている。
「タッチ」の就職してアニメ制作を担当したという事からも、世代的には自分とほぼ同じくらい。
そういう筆者が二十代 -
Posted by ブクログ
(主に)統合失調症の方の日記のようなもの。
急性期のパニック(のような)の時はきっとご本人はとても辛いのではないだろうか。精神障害者とその中から犯罪を犯す人は違うので一緒にしないでほしいとのこと。なるほど。
精神障害者にとって大事なのは、自殺しないこと、他者を傷つけないこと、だめだと思ったらすみやかに精神科に入院すること、だそうだ。なるほど。
病気の人と、病人の家族が大変なのはきっとどの病気も同じですね。
精神障害者への偏見云々の話は、作者も少し触れていたポイントですが、精神障害者と、その中から犯罪を犯す人の違いというかその辺りが分かっていないからではないでしょうか。