田崎英明のレビュー一覧

  • ジェンダー/セクシュアリティ

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    重要なのは自己の内部と関わることによって生きることであり、自分の性をただ集団への帰属の原理と看做さないことである。わたしたちは経験によってしか生を生きることができない。生は根源的に受動的なものであり、見せつけられるものである。問題なのはそのような自己の生をどのようにして認めるかだ。より良く人と関われる可能性はこのようにしてでしか開かれない。大雑把に言うと自分を好きになれないやつは他人も好きになれないっことなのかもしれない。

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    2021年12月12日
  • ジェンダー/セクシュアリティ

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]
    ジェンダー/セクシュアリティとは、私たちの生の、いかなる局面への名付けなのだろうか。
    それはどのような装置のもとで稼働し、なにを私たちにもたらしたのだろうか。
    剥き出しになった私たちの生を、「生の政治化」という視角から捉え直し、それが可能にする新しい自己と共同性の在り方を考える。

    [ 目次 ]
    1 理論的、マゾヒズム―生の内在性と装置をめぐる予備的考察
    2 性、生、公共性(個体化と錯時―微生物のセックスから;親密公共圏―あるいは、トラウマに基づく共同性)
    3 基本文献案内

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    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆

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    2010年07月14日
  • 売る身体/買う身体 セックスワーク論の射程

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]
    売春を性的奴隷としてではなく性労働として捉えること―売買春からセックス・ボランティアまで性労働の現場に定位しながら、欲望の物語を不断に再生産する資本制システムからの切断点をさぐる。

    [ 目次 ]
    第1章 プロスティテュート・ムーブメントが問うもの
    第2章 買春する身体の生産
    第3章 売買春と資本主義的一夫多妻制
    第4章 快楽と生殖のはざまで揺れるセックスワーク―大正期日本を手がかりに
    第5章 労働としての売春と近代家族の行方
    第6章 日本の性産業で働くタイ女性たち
    第7章 買売春と労働をめぐって―「下館事件タイ三女性を支える会」有志による座談会

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    2010年06月19日