あらすじ
ジェンダー/セクシュアリティとは、私たちの生の、いかなる局面への名付けなのだろうか。それはどのような装置のもとで稼働し、なにを私たちの生にもたらしただろうか。こうした問題をミシェル・フーコーの『性の歴史』を糸口にして、「生の政治化」という視角から捉え直し、それが可能にする新しい自己の在り方を考える。
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Posted by ブクログ
重要なのは自己の内部と関わることによって生きることであり、自分の性をただ集団への帰属の原理と看做さないことである。わたしたちは経験によってしか生を生きることができない。生は根源的に受動的なものであり、見せつけられるものである。問題なのはそのような自己の生をどのようにして認めるかだ。より良く人と関われる可能性はこのようにしてでしか開かれない。大雑把に言うと自分を好きになれないやつは他人も好きになれないっことなのかもしれない。
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
ジェンダー/セクシュアリティとは、私たちの生の、いかなる局面への名付けなのだろうか。
それはどのような装置のもとで稼働し、なにを私たちにもたらしたのだろうか。
剥き出しになった私たちの生を、「生の政治化」という視角から捉え直し、それが可能にする新しい自己と共同性の在り方を考える。
[ 目次 ]
1 理論的、マゾヒズム―生の内在性と装置をめぐる予備的考察
2 性、生、公共性(個体化と錯時―微生物のセックスから;親密公共圏―あるいは、トラウマに基づく共同性)
3 基本文献案内
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