エマーソン・カネグスケのレビュー一覧

  • 夫夫円満

    Posted by ブクログ

    アメリカには外交官のゲイもいると「LGBT初級講座」で読んだばかりでした。そうですか、あなた方がそうだったのですね、と、お噂はかねがね状態で読み始めました。
    かつて同性愛者と知れれば失職する状態で、やむを得ず隠していた性的嗜好。
    今ではそれを披歴し、歴史を動かす側に立った二人。二人で世界を変えると意気込んでいるわけではなく、多くの力の中の一部として、変える側に立つ気持ちがいい。
    われわれ(日本人の大勢)が自分自身が歴史の担い手であるという事実を忘れがち(または忘れたふりをしがち)なので、怠りを戒められている気がします。

    夫夫円満の秘訣はそのまま夫婦円満の秘訣でもあります。永遠の一日先まで愛し

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    2016年03月27日
  • 夫夫円満

    Posted by ブクログ

    このオッサンが、そのオッサンに一目ぼれした、という。

    ・・・・・どういうことなの?

    男が男に恋する、というのは、少女マンガみたいな、少女が夢見るような、美少年どうしのキレイな愛の世界ではないんだよね。ああゆうのって、ホント、ウソっぽい、架空の世界だ。

    現実的なのは、このオッサンたちのほうである。

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    2015年07月07日
  • 夫夫円満

    Posted by ブクログ

    大阪・神戸アメリカ総領事館総領事(2011-2014)のパトリックと、その夫エマーソンの夫夫の半生記。
    生まれも育ちも年齢も違うふたりの愛と、ゲイライツが主題。
    文化的背景や感覚が私とは違うから違和感があったり、ふたりともゲイだからゲイ以外には疎いような気がしたりするものの、穏やかな良書。

    ふたりの仲良しっぷりがものすごい。情熱的。
    すごいよ。「君は僕の太陽」「昨日より愛してる。明日はもっと愛してる」とか互いに言っちゃうんだぜ。毎日。
    のろけやがって。なんなのこの人たち可愛すぎだ。

    本書の前半はパトリック、後半はエマーソンが書いている。
    パトリックは穏やかで忍耐強く、エマーソンは情熱的な性

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    2015年02月17日