パトリック・ジョセフ・リネハンの作品一覧

「パトリック・ジョセフ・リネハン」の「夫夫円満」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 夫夫円満
    3.0
    1巻1,320円 (税込)
    2011年8月、在大阪・神戸アメリカ総領事館に着任したパトリック・リネハン総領事は 日本語、韓国語、フィンランド語などを自在に操る、とても知的な男性。 ただ、ほかの外交官たちとちょっと違っていたのは、彼には「夫」がいたことでした。 日本は同性婚を認めていないLGBT後進国。でもリネハン総領事の夫、エマーソン・カネグスケ氏は、 日本政府が外交官の同性婚のパートナーに対して、外交ビザを発給した初めてのケースとなりました。 2人は幼いころから周囲との「違い」を受け入れてもらうことが難しく、 もがき苦しみながらも、しかし勇気をもって自分らしい生活をつかみとってきました。 その2人が、これまでの人生と日本での体験について感動的な文章でつづります。 彼らの生き方は、彼らに接した人たちに勇気を与えます。 この本を読んだ人たちにも、その勇気はきっと届くに違いありません。 本書は、著者2人が英語とポルトガル語で書き下ろした原稿を、 LGBTの社会認知を応援する人々が参加して、日本語の読み物にまとめた完全なる日本オリジナルの書籍です。 LGBT問題に直面している方々はもちろん、LGBTに関心のない方、心理的な距離のある方にもぜひ読んで欲しいと思います。 誰もが持っている「違い」をみんなが素直に受け入れることができるようになれば、社会はもっと輝きに満ちたものになるでしょうから。 それが著者たちの心からの願いです。 【主な内容】 はじめに 第1部 パトリック・リネハン 序章 「私たち」 第1章 「私の歩んできた道」 第2章 「見える存在に」 第3章 「ゲイ・フレンドリーな日本へ」 第4章 「あなたにできること」 第5章 「どちらも夫」 第2部 エマーソン・カネグスケ 第1章 「2人の夫」 第2章 「パトリックとの出会い」 第3章 「カミングアウト」 第4章 「広い世界に」 第5章 「パトリックとの暮らし」 第3部 LGBTを理解するために おわりに 巻末資料

ユーザーレビュー

  • 夫夫円満

    Posted by ブクログ

    アメリカには外交官のゲイもいると「LGBT初級講座」で読んだばかりでした。そうですか、あなた方がそうだったのですね、と、お噂はかねがね状態で読み始めました。
    かつて同性愛者と知れれば失職する状態で、やむを得ず隠していた性的嗜好。
    今ではそれを披歴し、歴史を動かす側に立った二人。二人で世界を変えると意気込んでいるわけではなく、多くの力の中の一部として、変える側に立つ気持ちがいい。
    われわれ(日本人の大勢)が自分自身が歴史の担い手であるという事実を忘れがち(または忘れたふりをしがち)なので、怠りを戒められている気がします。

    夫夫円満の秘訣はそのまま夫婦円満の秘訣でもあります。永遠の一日先まで愛し

    0
    2016年03月27日
  • 夫夫円満

    Posted by ブクログ

    このオッサンが、そのオッサンに一目ぼれした、という。

    ・・・・・どういうことなの?

    男が男に恋する、というのは、少女マンガみたいな、少女が夢見るような、美少年どうしのキレイな愛の世界ではないんだよね。ああゆうのって、ホント、ウソっぽい、架空の世界だ。

    現実的なのは、このオッサンたちのほうである。

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    2015年07月07日
  • 夫夫円満

    Posted by ブクログ

    大阪・神戸アメリカ総領事館総領事(2011-2014)のパトリックと、その夫エマーソンの夫夫の半生記。
    生まれも育ちも年齢も違うふたりの愛と、ゲイライツが主題。
    文化的背景や感覚が私とは違うから違和感があったり、ふたりともゲイだからゲイ以外には疎いような気がしたりするものの、穏やかな良書。

    ふたりの仲良しっぷりがものすごい。情熱的。
    すごいよ。「君は僕の太陽」「昨日より愛してる。明日はもっと愛してる」とか互いに言っちゃうんだぜ。毎日。
    のろけやがって。なんなのこの人たち可愛すぎだ。

    本書の前半はパトリック、後半はエマーソンが書いている。
    パトリックは穏やかで忍耐強く、エマーソンは情熱的な性

    0
    2015年02月17日

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