ラリー・ドレスラーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ファシリテーターは、スキルだけでなく、あり方が大事といわれる。そのとおりなのだけど、「あり方」とは具体的にどういうことなのか、精神論、心構えだけでなく、具体的な方法を解説した本は、あまりなかったのではないだろうか?
どのようにすれば、「あり方」が身に付くのか。
この本は、そんな「あり方」を具体論・実践論にしっかりと落としているところが素晴らしいと思う。
気に入ったところにポストイットを貼って行くと、かなりポストイットだらけになる。なにか、全く新しいことが書いてあるわけではないのだけど、自分がなんとなく感じていたことがとても明確に言葉になっている感じがする。
具体的に「あり方」をどう鍛錬し -
Posted by ブクログ
ファシリテーションテクニックは学び、
意図的に使っていてもうまくいかないと感じており、
感覚的にはテクニックじゃないんだよなーと感じている自分にとっては非常に興味深く読めた。
この本のイイタイコトは
「ファシリテーションは本人を含む場の人々の感情の整流である」というものだという理解をしている。
そのための状況の説明とともに、
具体的な場面での対応方法がたくさん載っている。
感情を整流だけではファシリテーションがうまくいくとは限らないのだろう。
しかし、読んで自分の会議の参加・ファシリテーションの経験を振り返ると、
確かに感情のぶつかりが大きな障害になっていたことが多かったという感想を持った -
Posted by ブクログ
本の帯に書いてあるように”ファシリテーターのマインドを鍛える”ための本なので、ファシリテーションのテクニックはなく、自分のマインドがどうあるべきか、それをどうやって鍛えるかが書かれています。
本の中では、ミーティングにおける熱い思い・恐怖・意見の対立や混乱が火種となる激情や葛藤を"炎"と表現しています。
そして、"炎"の中で効果的に立ち続けるために必要な流儀が5つ
・自分の状態変化に敏感になる
・「いま、ここに」に集中する
・オープンマインドを保つ
・自分の役割を明確に意識する
・意外性を楽しむ
・共感を養う
その中の”オープンマインドを保つ”の章で特に