【感想・ネタバレ】プロフェッショナル・ファシリテーターのレビュー

あらすじ

ファシリテーションのツールやテクニックを熟知しているだけでは十分ではない。使う人の存在感やマインドに裏打ちされて初めて力を発揮する。どんな修羅場に立たされても、自分自身を見失わず、冷静さを保ち、賢く議論を導く力が必要である。ファシリテーターのマインドの重要性とその鍛え方を具体的に解き明かす。

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Posted by ブクログ

どんな現場、状況に置かれても自身を客観的に捉える。そしてその場の存在意義を明確にし、揺るぎない志、信念を持つ。失敗も成功の糧として、上手く気持ちを切り替えることがプロフェッショナル。自問自答を繰り返し成長していく。

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2020年08月19日

Posted by ブクログ

ファシリテーターは、スキルだけでなく、あり方が大事といわれる。そのとおりなのだけど、「あり方」とは具体的にどういうことなのか、精神論、心構えだけでなく、具体的な方法を解説した本は、あまりなかったのではないだろうか?

どのようにすれば、「あり方」が身に付くのか。
この本は、そんな「あり方」を具体論・実践論にしっかりと落としているところが素晴らしいと思う。

気に入ったところにポストイットを貼って行くと、かなりポストイットだらけになる。なにか、全く新しいことが書いてあるわけではないのだけど、自分がなんとなく感じていたことがとても明確に言葉になっている感じがする。

具体的に「あり方」をどう鍛錬していくかというと、結構、これが東洋的な武道というか、禅というか、呼吸法みたいなところになるみたい。また、体と心がつながっていることを意識するということの重要性も書かれている。いろいろあるんだろうけど、結局は、「あり方」論はこういうところにいくんだろうな、と確認した。

冷静に状況をみつつも、今、自分がどこにいるのか?なにを感じているのか?という「自分の今」からスタートすること。

あと、面白かったのは、著者が前提としているのが、かなり意見の対立がきびしく、感情が爆発したり、非難の応酬になっているような「炎」の場であること。そういうことが、レベルは別として、さまざまなミーティングで起きているということが前提になっている。

日本では、発言する人がいない、誰かが話すと、それに反対する人の声がでてこない、が納得しているわけではないので、あとでゴチャゴチャになる、みたいな状況が多いきがするが、こういうのはあまり想定されてなさそう。やはり、その辺の文化的コンテクストが違うのかな?

そういう文化の差はあるかもしれないが、炎のなかだけでなく、氷のなかとか、ぬるま湯のなかでも、役にたつ「あり方」論である。

ファシリテーションをやるすべての人の必読書ですね。

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2017年05月01日

Posted by ブクログ

ファシリテートする中での炎上を取り扱った本。場の炎上だけではなく、自分自身の中での炎上に焦点を当てていて(むしろこちらに焦点が当たっていた感じ)他にはない切り口と感じた。

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2015年01月01日

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ファシリテーターがどうあるべきかの心の持ち方を書いた本。
ファシリテーションに限らず、普段の過ごし方、特に職場が少し辛い人にも、十分当てはまる内容で、大変面白かった。

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2014年12月07日

Posted by ブクログ

ファシリーテーターとしての姿勢、スタンスはどうあるべきかといった事を学べる本です。普段の生活で意識したい事も多く読めば読むほど味がでる感じです!

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2014年08月16日

Posted by ブクログ

ファシリテーションテクニックは学び、
意図的に使っていてもうまくいかないと感じており、
感覚的にはテクニックじゃないんだよなーと感じている自分にとっては非常に興味深く読めた。

この本のイイタイコトは
「ファシリテーションは本人を含む場の人々の感情の整流である」というものだという理解をしている。
のための状況の説明とともに、
具体的な場面での対応方法がたくさん載っている。

感情を整流だけではファシリテーションがうまくいくとは限らないのだろう。
しかし、読んで自分の会議の参加・ファシリテーションの経験を振り返ると、
確かに感情のぶつかりが大きな障害になっていたことが多かったという感想を持ったのは事実。

理屈だけでは語れなかった問題が、
ここにあったのかもしれないと思う。

ファシリテーションシーンはもちろん、
もしくはコミュニケーションでの対立での苛立ちの解消などにも使えそうな内容も含まれている。
(アンガーマネジメントと同じような内容も)

その意味ではタイトルにファシリテーターという名前は付いているが、
ファシリテーションに関わらない人が、
人との対立に悩む人にも役立つかもしれない。

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2014年08月01日

Posted by ブクログ

No.656
ファシリテーターの奥深い部分を解説してます。ある山火事の事件を例えにして、いかに炎を操るかを考えて行きます。
自分の経験上、もやもやしたものが言語化されていて、しっくりきました。
ファシリテーターの経験から、自分の意識してきたことが間違ってなかったことを実感。

一番大切なことは、自分を観察すること。
それができてこそ、周りを観察できる。

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2014年07月28日

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マインドセット、セルフコントロールが中心

【メモ】
・修羅場を切り抜ける6つの流儀
①自分の状態変化に敏感になる
②「いま、ここ」に集中する
③オープンマインドを保つ
④自分の役割を明確に意識する
⑤意外性を楽しむ
⑥共感力を養う

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2025年07月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ファシリテーターというのが自分の中でキーワードで一冊読んでみた。

得られた事
①ちゃんと準備する事
→志に立脚する。参加者と繋がる事(イメージする)

②今ここに集中する事


③自分の役割を明確に定義する事
→役割は何か?自分は何を達成したいのか。

④ミーティングで「身体のあり方」を変える
→足の裏を変える。足の指をもぞもぞ動かす。

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2020年11月07日

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精神論的な内容が多く、読みやすく、わかった気になるが、実際には、この本でファシリテーターとしての技術は付かない。
炎の中で冷静にいろとすることがしばしば使われているが、ある種当たり前な内容。

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2020年01月27日

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ファシリテーターの役割、考え方、ストレスへの対処の仕方など様々なことが書かれている。
これ普通のビジネスマンも考え方を身につけているとメリット多し。

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2019年06月12日

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本の帯に書いてあるように”ファシリテーターのマインドを鍛える”ための本なので、ファシリテーションのテクニックはなく、自分のマインドがどうあるべきか、それをどうやって鍛えるかが書かれています。
本の中では、ミーティングにおける熱い思い・恐怖・意見の対立や混乱が火種となる激情や葛藤を"炎"と表現しています。
そして、"炎"の中で効果的に立ち続けるために必要な流儀が5つ
・自分の状態変化に敏感になる
・「いま、ここに」に集中する
・オープンマインドを保つ
・自分の役割を明確に意識する
・意外性を楽しむ
・共感を養う
その中の”オープンマインドを保つ”の章で特にハッとしたのでメモメモ・・
「自分と他人の"真実"には違いがあることを認め、その違いから生じる不快感に耐える」
意見の対立が起こると当たり前に自分が正しいと思っているので、つい熱くなって周りが見えなくなりますが、他人との”真実”の違いによって起こるのは確かに、と思いました。そう考えられると違う解決方法が見つかりそうです。

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2015年07月29日

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ファシリテートの神髄が書かれている本。ファシリテーターに最も大切なことは、参加者に議論をしつくしてもらうために、いかに自分の感情を抑えるか。会議を成功に導くには、それがもっとも大切だとのこと。すぐに役立つファシリテートのノウハウは書かれていないけれど、なるほどーと思う事が盛りだくさんの一冊。

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2015年07月08日

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