菅俊一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
★4.0
印象に残った箇所については、以下のとおり。
【P25】「死亡率20%の手術」という情報を「成功率80%手術」と言い換えることで、ネガティブな情報をポジティブに変えて父親に伝えることができました。
このように、同じ情報でも言い方を変えると異なる印象を与えてしまう現象を「フレーミング効果」と呼びます。
【P61】私たちには、複数の情報を順番に提示された時に、後に提示された方を印象強く評価してしまう「親近効果」と呼ばれる心理現象があります。
【P85】表面的な特徴に引きずられ、全体の評価をしてしまう心理効果は「ハロー(後光)効果」と呼ばれています。 -
Posted by ブクログ
ネタバレルールがあることで、多くの人が安心して、自由に生きることが可能となっている。
ルールは問題から生まれ、ひとつのルールを実行することが他人の利益や欲望と矛盾したり、さらに別の問題が表れてしまったりする。だから、ルールを事項することで刻々と変化する状況を常に観測しながらアップデートすることを前提とする必要がある。
ルールリテラシーとは「ルールの理解度を上げようと自ら勉強したり、教育や啓蒙の重要性を説いたりするアプローチ」を指す。一方、ルールコンピテンシーとは「ルールについて対話し、意見を言うなど行動し、参加・関与していくという主体性や行動特性」を指す。このうち、ルールを自分事としてとらえる視点 -
Posted by ブクログ
行動経済学をまんがで易しく教えてくれる本。
人間が行動をとる時には、無意識が働いて、他人に動かされている。
▪︎学んだ行動経済学
アンダーマイニング…最初は別の目的があって行動していたが、報酬を与えると報酬が目的になる。いざ報酬がなくなると人は行動しなくなる。イチローが国民栄誉賞を辞退していたのは、アンダーマイニング効果をわかっていたから?
フレーミング効果…同じ情報でも伝え方を変えると、異なる印象を与える。ポジティブな伝え方をする!
親近効果…終わりよければすべてよし。情報はネガティブ→ポジティブなものへ伝える。フィードバック方法にも使える。
極端回避性…ついつい真ん中を選ぶ。松竹梅 -
Posted by ブクログ
ネタバレルールが増えて生きやすくなっている時代である一方で、それによって手に届きにくくなったものも多くあるのではないかと思っていたところ、改めてそれらを捉え直せるのではないかと期待してこの本を手に取ってみました。
著者にデザイナーが関わっていたのでもしかしたらデザインに関する内容を期待していたのですが、思ったよりもそれに関する内容が少ない印象だった。
どちらかと言うと、法律などの公共的なルールに関する話が多かった。
この展示に関連するWEB記事も多くあり、そちらの方が個人の生活に落とせるような内容も記載されているので、とても参考になりました。
特にクリエイティブに関わる仕事をしているにとって、見直