坂野徹のレビュー一覧
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明治期からの日本人の起源論の変遷。自分が小中学校で学んだのは連続モデルであったと思う。
今はどうなっているのかな?
最新のモデルについての記載が少なかったのが残念。Posted by ブクログ -
土器と人骨に魅せられた男(←読み終わって気づいたが、本書には女性研究者が一人も登場しない!)を、ギョウカイの外から記載した本書。
「縄文人=素朴」、「弥生人=農耕文化」という単純な見方そのものが、科学的にはあまり根拠のないものだということが分かった。
業界にいない分だけ、特定の人の研究や人格を否...続きを読むPosted by ブクログ -
肩透かし。縄文人と弥生人の違い、それぞれの出自が解き明かされるものと期待したが、隠しテーマは、学問と政治・社会の関係?権力に媚びへつらう輩に日本人の起源まで脚色される。掻き立てられた古代へのロマンが音を立てて砕け散る。古代史は忖度の重ね塗り?人物紹介手短にすれば、もっとわかりやすくなったのに…残念。...続きを読むPosted by ブクログ
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標題だけ見てとっさに買ってしまったが内容は考古学の歴史で、縄文時代がなかなか出てこないのが、新鮮だった。それだけ新しい概念であることがよくわかった。日本人の起源を探究する試みはまだまだ続くのだろう。Posted by ブクログ
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近代日本の人類学・考古学における縄文人や弥生人をめぐる研究を科学思想史の観点から検討。
タイトルから期待した内容とは結構違っていて、ちょっと肩透かしを食らった感じだが、戦前・戦中を中心とした人類学者・考古学者たちの群像劇としては面白かった。
戦中はいずれの人類学者・考古学者も日本人の祖先の海外からの...続きを読むPosted by ブクログ -
縄文人と弥生人に焦点を当ててはいる。日本考古学の歴史であり、考古学者の人物とエピソードと主張の歴史であるので、考古学に興味があり、その歴史をざっと復習したい人にはいい本だと思われる。Posted by ブクログ
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<目次>
第1章 日本人類学・考古学の誕生と人種交替モデル
第2章 日本人とは誰か
第3章 人種交替モデルを越えて
第4章 土器編年と日本人起源論
第5章 日本に旧石器時代は存在したか
第6章 アジア太平洋戦争と縄文・弥生研究
第7章 敗戦と考古学の時代
第8章 人種連続モデルと縄文...続きを読むPosted by ブクログ