アダム・カバットのレビュー一覧

  • 大江戸化物図譜(小学館文庫)

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     これまで自分の目に触れた江戸時代の浮世絵は上澄みというか、名人上手の仕事だったのか。何せ「画図百鬼夜行全画集」を鑑賞した後だけに、見劣りすること甚だしい。草双紙の下絵なら、私がタイムスリップしても描けそうだ。
     しかし、埋もれがちな仕事を掘り起こし、テーマ別に並べてくれたのは有難い。それを外国人研究者がやってくれた。
     アダム・カバットが電車内で多田克己と繰り広げたという「豆腐小僧」論争、是非とも拝聴したかった。

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    2021年01月18日
  • 絵草紙 月夜遊女

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    鏡花読み慣れてるけどちょっと時系列わかんなくなる時あった。人間の弱い部分、怖いもの見たさ、そして純粋さ。最後は、試されていたのは誰か?というお話。

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    2018年05月13日
  • 大江戸化物図譜(小学館文庫)

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    江戸時代の絵入り本「草双紙」に登場する妖怪たちを、豊富な図版と共に紹介する本。宝暦12年(1763年)から天保4年(1833年)の間に出版された計74冊の草双紙から、「豆腐小僧」・「大頭」・「ろくろ首」・「河童」・「鬼娘」の五種類の妖怪をピックアップしている。
    本書の魅力は、何と言ってもその豊富な図版である。草双紙に描かれた種々様々な妖怪の姿は見ているだけでも楽しく、また江戸期における「キャラクター化した妖怪」の姿に直に触れることが出来る。図版についている解説文が少し簡略な点はあるが、サッと読めるという点ではこれもある意味良い。
    江戸期の滑稽な妖怪たちの姿を知りたいという方にお勧めの一冊。

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    2013年01月03日
  • 大江戸化物図譜(小学館文庫)

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    江戸時代の草双紙から選び抜いた5種類の妖怪たち(豆腐小僧、大頭、ろくろ首、河童、鬼娘)の図譜。江戸時代の人たちの想像力と遊び心にタジタジw

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    2025年01月25日
  • 絵草紙 月夜遊女

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    原作は明治37年発表
    アダム・カバットにより現代仮名遣いにされ、台詞に話者名が付記され、山村浩二によって挿絵がほどこされて読みやすくなっている。

    若者が大鮟鱇を売るため天秤棒に掛けて月夜に歩いていて、肝を食べようと口に手を入れて引き出したところ、妖しい美女が現れて同道し、殿様(侯爵)に取り入ってお方様になる。
    心配した若者らが見に行くと、殿様は美女のために健康を害し、美女の口から吐く炎で屋敷は火事になる。若者らが殿様を助け出し、焼け落ちた家屋の下敷きになった美女の死体を海に捨てたところ生き返り、なぜか天から神将が降り「世の災いを除くため」に殿様に弓で美女を射させようとするが果たされず、美女は

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    2018年01月15日