ルイジ・コルナロのレビュー一覧
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ネタバレ現代の日本人の理想的食生活
(植物性食品)
・未精白穀物(玄米、麦、トウモロコシ、蕎麦、全粒パンなど)、約五〇%
・野菜・海藻類・果物・木の実・発酵食品(納豆、味噌、漬物など)約四〇%
(動物性食品)
・魚介類(小魚、エビ、貝類などの全体食)一〇%未満*大型海洋魚の切り身や缶詰などは除く
避けるべきもの
・肉類(獣肉、鶏肉、ハム、ソーセージ、ベーコンなど)
・砂糖、卵、牛乳、油、ヨーグルト、チーズ、クリーム、バター、マーガリン、精製塩、化学調味料、これらを材料とした菓子類その他、油脂や添加物や塩分の多い食品、アーコール類、甘味料入りの飲料水など。
貝原益軒の本も興味深い。
に気をつけ -
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現代の様子を、もしコルナロ氏が見たら、きっと驚くでしょう。
殆どの人が病人ではないかと、腰を抜かすに違いありません。
そして、今の食品事情を見て、「これは、本当に食べ物なのか?」
と訝しく思うに違いありません。
自然なものとは、かけ離れた食べ物が、溢れるように手に入る光景を見て、
異様にうつるのではないかと思います。
「少食」を実践する上で、今はあまりに誘惑が多いように思います。
自宅から数百メートル圏内に、どれくらいのスーパーやコンビニ、レストラン、
自動販売機、、、、があるのかわかりません。
テレビを見れば、食品のCMが15分おきに大量に流れています。
毎日、どれぐらいの量の「食品」を見 -
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筆者のコルナロ氏は、健康に長生きするため極少食を勧めている方。
生前、一日総量たった350g分の食事を、一日2回に分けて食べていたんだとか・・!
(350g = ごはん茶碗1杯分 + 缶コーヒー1缶分)
食べる量をなるべく減らすことが健康寿命を伸ばす秘訣だと述べられてます。
食べすぎによる生活習慣病に悩まされている私たち現代人が、ぜひ学んでおきたい内容が詰まっています。
ただ本書の内容は、筆者の個人的な体験や実感にもとづいた、主観的な主張がほとんど。
「極少食がなぜ健康にいいのか」を科学的なデータや事例をもとに、論理立てて説明しているわけではありません。
なので信憑性に少しネックな -
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ルイジコルナロ「これまで老年というものがこれほど素晴らしいものとはしらなかった」
飽食はいかなるものでも死期を早める。
「口に合うものは体に合う」は間違っている。
常に食欲を少し残した状態で食卓を離れること。
「健康は食欲を抑えることから」
接触は活力を生む。
最も大事なことは量の制限=胃が容易に消化できる量に限って食べる。質より量の問題のほうが大きい。
養生を心掛けない者にとっては晩年は禍である。
一日総量で350gと400㏄の飲み物。これを2度に分けて摂る。
一食当たり170gのたべものと、ワイン200㏄。
茶碗に一杯のごはん程度。
極小食の現代的知見
1、活性酸素の発生が少ない
2、 -
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「腸内細菌叢の重要度」
腸内細菌叢が健全な状態であれば、ほとんどのビタミン類は特に乳酸菌を介在して造られるし、たんぱく質の全ての合成も各種の腸内細菌が担ってる。
反対に、腸内細菌叢が悪化した状態ではどんなに栄養価が高い物でもその恩恵は受けられない。
「消化と代謝(修復)の関係」
食べ物の消化と体内の代謝(修復)は対極の関係にあり、一方が休んだ時に他方が働き出す。
消化器が使われていない時は自分の体の修復が行われている時。
血液は弱アルカリ性が正常なのだけど、高GI、高脂肪、動物性タンパク質の多食によって酸性に傾くと、それを正常なアルカリ側に戻そうとして骨からカルシウムを奪う「脱灰」が起 -
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少食健康法の古典バイブル。
巷に溢れている食養法は内容が正反対のものも多く、結局どっちが正しいの?なんて迷ってしまうけど、ルイジ・コルナロ は事細かいことはええから、『極少食』をしてみなさいと言っている。
彼は彼の毎日の食事は赤ワインも飲む、肉も食べるがその量が一般に比べると驚くほど少ない。
その分量を計量して規則正しく摂取している。
ルイジ・コルナロは水野南北の唱える『開運の秘訣は食にあり』を地で生きたような人物。
ただし、食療健康法の提唱者達が必ずしも長寿ではない事実もあるため、
無理のない適正を各自が責任を持って見極めることが必要だと思う。