二宮隆雄のレビュー一覧

  • 雑賀孫市 信長と戦った鉄砲大将

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    属さず我が道を歩んだ男「雑賀孫市」

    雑賀孫市との最初の出会いは、ゲーム「戦国無双」
    自分の道を進む孫市のキャラに一発で好きになりました。

    その後、祖父の書斎でこの本を発見。
    思わず家に持ち帰り、2週間ほどかけて読みました。

    いやぁ、孫市カッコイイです。
    信長軍10万を雑賀軍1万で打ち破った「信長の雑賀攻め」を始め、知略を尽くした戦の数々に心躍らされます。

    さらに戦の描写が素晴らしく、銃撃戦の模様が鮮明に浮かび上がります。

    謎も多い武将であり、実際には諸説あるようですが、純粋に男孫市を楽しめる一冊です。

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    2013年02月12日
  • 長宗我部盛親 大坂の陣に散った悲運の名将

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    今の世の人にも通ずると思う盛親の感情には共感出来る部分も多々ある。自分の存在意味、道を探して迷っている人には盛親の気持ちが分かるかもしれない…。

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    2009年10月04日
  • 雑賀孫市 信長と戦った鉄砲大将

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    根来衆と同じく紀伊の国で三千丁の鉄砲を有する傭兵集団の頭領。根来とは常に協力やいがみ合いを繰り返す油断出来ない間柄。主人公の孫市は金のためならどんな相手にでも協力を惜しまず鉄砲の驚異的な攻撃力を見せつける。しかし新興勢力の信長は鉄砲の流通、支配を独占したい為計略を用いて雑賀衆と根来衆を反目させ共倒れを狙う。孫市は男の意地を賭け信長に挑む。

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    2018年10月09日
  • 長宗我部盛親 大坂の陣に散った悲運の名将

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    この高ぶる気持ちをどう言葉に表せばいいのかわからない。

    この話は長宗我部盛親を主人公として戦国の動向を描いた小説。
    長宗我部家は全盛期に現在の四国を治めた大名家である。
    その四国を統一したのは盛親の父である元親(モトチカ)。
    簡単に言うとこの父(元親)は優秀な武将で知だけでなく武にも優れている。
    そしてその元親の跡を継いだ盛親はあまり優秀ではなく長宗我部家を破滅への道に追いやった力不足の跡目として言われている。

    私も正直そう思っていた。
    私が読んだ歴史小説でも長宗我部家は元親が優秀な武将と描かれていて、盛親は些か力不足的な役回りで描かれていることが多かったに思える。

    だが今作は盛親に焦点を当てているからか、盛親の人物像(仮想も含め)を深く掘り下げて人間ドラマのように描かれている。

    盛親は確かに実際の歴史では1つの判断ミスで長宗我部家を衰退に追いやった人物だ。(関ヶ原で三成側につき敗戦)
    でもこの物語では盛親の友情と人柄…そして衰退へ追いやったしまった自分の後悔を胸に毅然たる思いで大阪の陣へ向かう彼は、何よりも一人の人間として実直であり人間らしく好意が持てる。

    苦い過去を思いながらも最後まで武将として戦地で果てることを望んだ盛親は果たしてダメな武将として言えるのだろうか?

    様々な軋轢を乗り越えながら前を見据える盛親に、他の名将を謳われた人達と同じく尊敬な念を抱かずにはいられない。
    彼は最後の最後まで武将であり続けた実直で果敢な男である。
    私は武将ではないけれど、自分の最期を思った時に私も実直で心に従いたいと思った。
    そして現代を思うと私たちは彼ら歴史人が築いた世界で当時よりも幸せに暮らしていることを不思議に思う。そして大切な志しも忘れているようで悲しい。
    もちろん私もだけれど…。

    史実を小説で人物像を理解するのは危険だが、それはそれで別のものとしても充分私は楽しめた。

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    2012年06月07日