高橋義郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
医療現場におけるBSC(バランスト・スコア・カード)についての情報には幾つか接していたのだけども、ビジネス現場のBSCについての本は初めて。
ビジネスにおけるサービス(商業サービス)と医療におけるサービスとは違うと思うので、医療現場には当てはまらないかもな・・・なんて思って読み始めたのだけども、ドッコイ(!)かなり参考になった。
「思い」や「ビジョン」を大切にして、その上でBSCを作成していくことの大切さや、組織の中に浸透させるためのアイデアが詰まっていた。
それぞれの現場において有効活用するには、やはりそれぞれの工夫が必要になると思う。
BSCの入門書としても実践書としてもかなり参考に -
Posted by ブクログ
前半はBSCの目的や有用性がとてもよく理解できる。
前の会社の目標設定のベースがBSCだったのだが、うまく運用されていたとは言い難い。そもそもBSCをベースにしていることの周知もされていないし、各視点の因果関係も全く考慮していなかった。
因果関係を重視して戦略マップをイメージするだけで、こうも印象が変わるとは思わなかった。BSCは目的に向かったベクトルを合わせるためのコミニュケーションツールとしてとても有用だと感じた。
ただ、後半触れられていた既存の経営管理ツールとの整合だとか、情報システムへの導入だとかといったところについてはいまいちイメージできなかった。その辺はもう少し勉強が必要か。 -
Posted by ブクログ
経営を高めるツールとして脚光を浴びるバランス・スコアカード。
PHPの新書ながらBSCの基本がわかる本でした。
管理会計や予算管理、経営計画策定など、経営や財務などでその活用の効果は様々に紹介されています。
我々の所属するTKC全国会の研修でも、BSCの基本や活用法について数年前の研修で大々的に行われました。
でも、実際には我々のクライアント企業にはいまだに導入ができていないというのが現状です。
BSCは、いってみれば経営目標や課題、それらを達成するプロセスを可視化したもの、またはコミュニケーションツールであるといえます。
BSCによって経営理念を見つけるというよりは、すでにある -
Posted by ブクログ
栄養科の経営戦略を考える。
戦略は、品質戦略として患者QOLの向上と、地域の疾病予防教育をして社会貢献することにより、業界で最も利益率の高い組織を実現すること。
財務の視点では栄養指導件数の目標を達成し、栄養科としての売上率の最大化が重要成功要因となる。
顧客の視点ではマーケットシェアの拡大。
そのために、分業し、担当を明確にし、生産性の向上が業務プロセスの視点となるのかな。
そのためには経営方針と栄養教育に対する目的の共有化が必要であり、そのためには栄養科内でのコミュニケーションが不可欠である。そしてスキルアップのために、資格取得や研修会、学会への参加や学会発表などが目標になってい