棚瀬一代のレビュー一覧

  • 離婚で壊れる子どもたち~心理臨床家からの警告~

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    参考になった。
    多くの事例はそれぞれ、おそらくより複雑な背景があるだろう。短くまとめて文章にしなければならないからか、必ずしも中立的な立場で描かれてはいないと思う。

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    2025年02月01日
  • 離婚で壊れる子どもたち~心理臨床家からの警告~

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    離婚において、子どもに与える影響が事例に分かれ、取り上げられている。先進国では日本が唯一単独親権で、共同親権のアメリカや韓国の事例など、今の日本で議論されている「単独親権のまま」か「共同親権」か決めていく過程において、非常に参考になる著書。
    いずれにしても子を育てる立場にある親の勝手で子どもが不幸になることはあってならないし、いかに子ども中心でこの議論が進められるかが鍵だ。
    端々に著者としてのメッセージが散りばめられており、それをきちんと論理的に語られており、理解しやすく読みやすい。

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    2024年01月26日
  • 離婚で壊れる子どもたち~心理臨床家からの警告~

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    10年以上前の本だがとても勉強になった。
    夫婦目線の本ではなく子供目線の本。
    この本は決して、離婚は子供に悪影響があるから踏みとどまりましょう、と言う内容ではなく、日本でも3組に1組は離婚している現状において、離婚を前提にしながら離婚が子供に与える影響、特に共同親権について書かれている。また、前半の発達心理の部分も分かりやすく勉強になる。

    日本では離婚は夫婦の別れ=親子の別れとなっているが、片親から引き離された子供の傷は永遠に癒えることはないとの事。子供にとっての最高の親は両親である。たとえDVやアルコールや薬物依存の親であってもだ。海外では親教育プログラムを行ったりカウンセリングを積極的に

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    2023年06月07日
  • 離婚で壊れる子どもたち~心理臨床家からの警告~

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    離婚が子どもに与える影響について、米国などの事例も含めて書かれていて大変参考になった。
    特に印象深かったのは、どんなに葛藤を抱えた夫婦の離婚であっても、子の養育計画を決めなければ離婚届が出せないというサンフランシスコのシステムだ。
    そして、離婚後も子どもを第一に考え「共同養育」をサポートする様々な取り組み。

    離婚すると片親と会えないという状況が、日本の離婚家庭で多い中、真に子どものことを考えどうすればいいのか考えるのに役立つ一冊だと思う。

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    2016年01月30日
  • 離婚で壊れる子どもたち~心理臨床家からの警告~

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    「子供にとって両親の離婚は大きなストレスになる。
    だけど、それ以上にもっと深刻なダメージを与えるのは、
    離婚後、別居親と子供の関係が断絶されることである。」

    最良の親は両親であることは常々考えていたけど、離婚してその関係性をどうやって続けていくことがよいのか、という疑問に、共同養育というキーワードが回答してくれた。

    具体例を交えながら、丁寧に考察の進む良書。
    子どもがいて離婚を検討する夫婦は是非読んでほしい。

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    2015年01月20日
  • 離婚で壊れる子どもたち~心理臨床家からの警告~

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    子どもがいるけれど離婚も考えているという方にぜひ読んでほしい本です。離婚が子どもにどれだけ影響するのか、私自身悩みに悩んだことでした。もっと早くに出会いたかった。

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    2013年11月17日
  • 離婚で壊れる子どもたち~心理臨床家からの警告~

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    ネタバレ

    とってもいい本でした。尊敬すべき人がまた一人増えました。
    著者自身がインタビューを含め自分の目で見てきたアメリカの現状が中心だというオリジナリティ、そして、世界の常識から甚だしく遅れてしまっている日本の現状をどうにかしたいという使命感、その2つの点で特に素晴らしかったと思います。
    「最良の親は両親!」「離婚後も共同養育を!」というのが世界の離婚の常識になりつつあるのだそうです。離婚は失敗ではなく、離婚を成功させるにはどうしたらいいのか、特に離婚後の子どもが健全な精神を育むためにはどうしたらいいのか、という視点でアメリカでは様々な制度が整備されているんだそうです。
    心理学を学ぶ人が、どういった場

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    2013年03月28日
  • 離婚で壊れる子どもたち~心理臨床家からの警告~

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    離婚によって、離れて暮らす親が子供と会えないケースがあります。
    また、離婚によって、相手に子供を会わせたくないという親権者もいます。

    子供が離れて暮らす親に会う権利、離れて暮らす親が子供に会う権利である「面接交渉権」について、深く考えさせられる本です。

    大人の事情で、一方の親と引き離された子供について、子供の福祉について、この本を読んで、考えてもらいたいものです。

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    2010年10月22日
  • 離婚で壊れる子どもたち~心理臨床家からの警告~

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    「最良の親は、両親です」というアメリカの裁判で語られた言葉というのが、印象的だった。それは離婚を思いとどまれ、というのではなく、離婚したあとであっても、両親として子どもと接しろという話だ。子どものことを考えると、大切なことだと思う。

    仕事の関係で読んだ。いろいろ考えさせられるな。日本の状況は、諸外国に比べると、特にアメリカと比べるとまだ離婚を伝統的な家族形態からの離脱、つまりネガティブなものととらえていると感じられる。まぁ、たいへんなことではあるんだろうけどさ。ハードルをあげておいて、なるべくそういう状況に陥らないようにするというのは、ある意味社会の知恵なのかもしんないが、もう時代は変わりつ

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    2021年07月12日
  • 離婚で壊れる子どもたち~心理臨床家からの警告~

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    米国では、別居する前に、面会交流を含む養育計画の取り決めをしなくてはいけないので、夫婦の一方が相手との話し合いもせずに子どもを連れて勝手に別居することは、子どもの「拉致」に当たり、犯罪行為とみなされる。

    米国では、別居親には「相当なる面会交流権 (多くの場合、月2回金曜日の夜から日曜日の夜まで2泊3日での面会交流)が、非常に強い方的権利として与えられている。

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    2013年03月18日
  • 離婚で壊れる子どもたち~心理臨床家からの警告~

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    ネタバレ

    「子供にとって両親の離婚は大きなストレスになる。
    だけど、それ以上にもっと深刻なダメージを与えるのは、
    離婚後、別居親と子供の関係が断絶されることである。」

    どうやら、日本以外の先進諸国は、このことにいち早く気がついて、
    ずっと前から法改正したり、
    色んなサポートプログラムを実施していたようだ。
    離婚後も父母が協力して共同監護できるシステム作りや、
    面接交流を円滑にするためのサポート、
    虐待親に関してさえも、ケースに合わせていろいろな対策がとられている。
    全て子どもの心理を重視した考え方だ。

    いやー、知らなかった。
    ハーグ条約問題で、日本が拉致大国と言われ、
    子連れで帰国した母親が誘拐犯扱

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    2012年08月05日
  • 離婚で壊れる子どもたち~心理臨床家からの警告~

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    ネタバレ

    幅広い読者を対象にしている、と書いてあるけど、結構専門的な内容に突っ込んで書かれていると思う。

    離婚で両親はどのような影響を受けるのか。
    子は、どのような影響を受けるのか。
    どのように関わることが、望ましいのか。

    日本は、母親が子を連れて家を出たら、それが監護実績になってそのまま母親が親権者になるパターンが多い。
    言葉は乱暴かもしれないけど、でもあたってる面はあるかもしれない。
    母親が子を連れて黙って家を出ることが、海外では子の拉致になるのだから。

    日本では、両親の葛藤に子を板ばさみにさせることが望ましくないから、面会交流自体が行われないケースも多い。
    海外は、ちゃんと第三者を間にはさん

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    2012年06月14日
  • 離婚で壊れる子どもたち~心理臨床家からの警告~

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    最良の親は、(実の)両親である。,米国の共同監護制度は、面会交渉がままならない日本の父親から見れば、別世界のようです。,,しかし、日本のように、別居親(父親がほとんど)と関係を遮断されてしまうと、子供たちのこころが壊れてしまうとの著者の指摘…。,,離婚は子供たちのためにも、何としても避けたいです。

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    2018年10月29日
  • 離婚で壊れる子どもたち~心理臨床家からの警告~

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    小さい頃、兄や妹と「パパとママが離婚したらとっちについていく?」と話しあったことが数回はあった。きっとそういう予感があったんでしょう。「夫婦の別れ」が「片親との別れ」と子供ながらに認識していたくらい日本では常識的だったんだと思う。
    現在ではその社会通念は多少の変化を示してはいるものの、単独親権制度という法律は依然としてかわらない。
    米国では、夫婦が離婚しても親としての機能は共同で果たすことが大原則となっている。
    また、離婚する夫婦の9割ぐらいは争いのない協議離婚であり、離婚前の夫婦が、離婚後の子供の養育計画や養育費の取り決めをして裁判所に提出し裁判官がこれを認めれば承認印を押し、正式に離婚が成

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    2013年04月25日