ジェームス三木のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
脚本家のイメージの強いジェームス三木氏の作品。日本国憲法の成り立ちをかなりの調査の上書いていることが分かる。この本を読むと、この憲法が占領軍(GHQ)の意向が反映されたものであることが分かり石原衆議院議員がよくいう、GHQが押しつけた憲法というのもあながち間違えでないと思う。でもそれが憲法改正の理由にはならない。誰の素案であれそれが良いものであれば、改正しなくても良いし、内容に改正の必要のある点があれば改正すればよい。
この本を読むと、当時の日本の政治家や学者では明治憲法(大日本帝国憲法)からの脱却は出来なかったであろうことが想像できる。
戦争放棄については法案に係わったGHQの担当でさえも疑