深沢七郎のレビュー一覧

  • 笛吹川

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    何かの書評で読んで興味を持って購入したのですが、想像以上にのめり込んで一気に読めました。 ただし、文庫で1,400円は高い・・・

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    2015年04月25日
  • 笛吹川

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    戦国時代を舞台にした小説といえば、通常は戦国大名やその家臣の活躍を描いた歴史小説が挙げられるであろう。本作もまた武田信玄軍の一員を主人公にしているのだが、しかしその身分は武士ではなく、みずから軍に加わった農民である。これだけでもめずらしい設定であるといえるが、しかし本作の特異な点を挙げるとすれば、そのようなことではないであろう。とにかく、人が死ぬのである。中上健次の「紀州サーガ」にも似たような、田舎の前時代的な社会を描いているため、系図がないと容易に把握できないぐらい多くの人物が登場するのであるが、その大半がつぎつぎに亡くなってしまう。当時の平均寿命などを考えれば、それはとくにおかしいわけでもないのかもしれないが、とにかくぞっとしない。しかしほんとうに恐ろしいのは、それがあまりにも淡淡としすぎている点である。死に特有のあの饐えた臭いはいっさい放たれることがなく、きわめて事務的につぎつぎと人が亡くなってゆく。猟奇的趣味から人を殺しているわけではないことはあきらかであるが、しかしこれははたしてほんとうに小説と呼べるのか。そう思ってしまうくらい、とにかく無機質で無味無臭な小説である。死というものを小説に登場させる場合、どうしたって多少は感傷的になってしまいがちであり、そういう意味では間違いなく小説としての技術は高い。だけど、いち読者としてこういった描写と向き合った場合、どうしてもその意義を疑問に思わざるをえない。解説によれば「『笛吹川』論争」が評論家のあいだで勃発したらしいが、なるほどそれも納得である。おもしろいかおもしろくないかでいえば、けっしてつまらないわけではないのであるが、読後の感想としては、なによりも「こういう小説もあるのか」という感じが強い。

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    2015年05月05日
  • 笛吹川

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    甲斐の武田三代の時代が舞台。例えれば川が海へ流れ入るごとくに、戦で無為に命を奪われ続ける反復。戦にかかわる理由は個々にあれ、好むも呪うも等し並みにどうしようもなく巻き込まれる人間を、おそろしく無慈悲に描く。

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    2014年01月25日
  • 甲州子守唄

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    山梨の農村からアメリカに出稼ぎに出て財をなし、戻ってくる長男を中心にした一家の、母から見た戦前戦後の年代記。

    田舎の村の感じがこれでもかと書かれていて怖い。文体も独特で、冗語を多用してキレがないところが、田舎の雰囲気をバッチリだしている。

    主人公や主体といったものを軸にドラマが展開する近代の小説とは全然趣きが違う感じがする。もっと集団的、集合的な田舎の人々のあり方が、じわじわと描かれている。
    その点、マルケスの百年の孤独とおんなじような読後感。とってもいいけれど、ただ、あちらのドキドキ感に比べると、面白さでは一歩落ちるか。

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    2014年01月09日
  • みちのくの人形たち

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    不思議な文体に、うねうねと続くトンネルを這っていくような気持ちがした。
    ほの暗い、それでいて湿り気のある、長くて細いトンネル。そこを進んでいくのは、まるで胎内めぐりをしているかのようだ。

    収録されている短編はどれも土着的な色合いが濃く、直接的にはそれらに関係のなさそうな短編でも、不思議と土の匂いがする。
    私は特に、「秘戯」にもっとも打たれた。どぎつくて、生々しくて、それでいて悲しい、とても好みの短編だったと思う。

    しかし、どうしてこう、土俗的な話というのは恐ろしいものが多いんでしょうねぇ。

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    2013年08月16日
  • 花に舞う・日本遊民伝 深沢七郎音楽小説選

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    深沢七郎の、音楽に関連する小説を集めた短編集。
    深沢七郎は小説を書くよりも前からずっとギターを弾き、歌ったり作曲したりもしていた。彼の音楽上のスタイルはよくわからないが、たぶん、民謡系/歌謡曲系/本来の意味での日本フォーク系だったようだ。
    この短編集に収められている作品には、既読のものもあり、相変わらず妙な味を残すもののどうということもない小品もあるが、最後の2編にとりわけ惹かれた。
    「変化草」は中学生のとりとめもない日常を描き、なるほど深沢の語り口は、思考のまとまりのない中学生的光景をうつしだすのに適していたんだな、と気づいた。イデオロギーとも芸術とも「内面」とも関係なく、ひたすらに生き続け、最後にはどうということもない反抗・暴力の小爆発があって、淡々としたなかにカタストロフの予感を秘めている。
    最後の「日本遊民伝」はいっそうとりとめのない構成で、退屈な生の遊びが庶民のなかに繰り広げられていくのを茫漠と描き出した作品。
    興味深いのはラスト近くで、「前衛」芸術家のグループが登場するところ。たとえばフランスパンに絵の具を塗って、ウンコのように見せて壁にぺたぺた貼るというような、オブジェ的な美術が描写されている。
    「不思議にこれらの作品は汚くない。不思議に、思いもよらない感銘を受ける何かを持っている。これらは、きっと、この現代から逃れようとしている若者たちが作るからだろう。」(P251)
    深沢七郎はくそ真面目な芸術論をぶつタイプではないし、理論も思想もなく、自身の音楽は(広い意味での)民俗的、大衆的な音楽であったが、このように、「前衛的」現代芸術にも何かを感じていたようなのである。それは理屈をはなれた皮膚感覚的な、時代のセンスへの共感であったのだろう。

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    2013年07月29日
  • 庶民烈伝

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    深沢七郎のこの本を読みたいなあと思っていたら、ちょうど中公文庫が出してくれた。ありがとう。これからも深沢七郎出して下さい。
    最初の「序章」と「おくま嘘歌」はちくま文庫の『深沢七郎コレクション 転』にも掲載されていたので再読。
    「序章」は「インテリ」や庶民あがりの金持ちとの談話で「庶民とは○○だ」という可笑しい議論を繰り広げるのだが、よく読むと、作者本人とおぼしき「私」が最後の方で自分は庶民なのか、庶民でないのかと自問する場面がある。
    「庶民」ばかりが横溢する小説を書いた深沢は「庶民」だったろうか? ふつうの意味での「文学者」たちとは一線を画した彼はやはりどちらかというと「庶民」の方にいるのだが、しかし庶民は「庶民」などという言葉を使わない。彼は庶民と「共に」ありながら、庶民を語る「語り部」のような、内在的な外部の存在なのだろう。バルガス=リョサの小説『密林の語り部』に登場した「語り部」のように、彼は共同体の内側にいると共に、異人でもあるという両義的存在なのだ。
    「安芸のやぐも唄」という短い作品は、どうやらヒロシマで被爆した老女の話である。家族はみな原爆で死んでしまったにもかかわらず、彼女は原爆の「雲」を回想しつつ、
    「雲の中には一人で生きることを教えてくれた不動明王のような神が住んでいるのだ」
    と考える。このくだりは実に深沢的である。
    深沢のえがく「庶民」たちは、文明的なしきたりからときとして外れ、「すさまじい」言動を繰り出すのだが、この「すさまじさ」は、純朴でひたすらな生の、ストレートな発現によるものだろう。
    彼らは決して体制や政治やイデオロギーを批判したりしない。彼らはディスクールからは遠くにいる。ただひたすら、懸命に生きようとするだけだ。そこにディスクールは不要なのだ。
    いまではインターネットなどという無用な空間に庶民は解き放たれ、愚にもつかない言明や他者批判を繰り広げており、醜悪きわまりない様相を呈しているけれど、深沢的「庶民」はこういうところにはもはや存在しない。
    庶民は語らない。
    いや、語ることの無意味さ・無用さを本能的に知っているのだ。深沢七郎も。

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    2013年02月11日
  • 甲州子守唄

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    「笛吹川」「千秋楽」などと同様に、延々と流れ続ける無窮の川のような趣の、深沢七郎作品。
    土俗的な「庶民」の生活をたいした起伏もなく描き続けるが、つまらないわけではない。退屈はしない。しかしクライマックスとか、見事着地、といった感の結末もない。
    冒頭、笛吹川岸辺に住む貧乏家族の徳次郎がアメリカへの出稼ぎを決意しているところから、徳次郎が主人公で、彼の視点から語られていくのかと思ったら、彼がアメリカに行ったとたん、視点は彼の母親(オカア)に切り替わる。アメリカでの出稼ぎ生活が具体的にどんなものなのか、最後まで謎のままだ。
    そしてアメリカから徳次郎が戻ってくると、まもなく彼の視点に語りの座は移り、またふらふらとオカアに戻って、終わる。
    ここに生きているのは底辺にちかい辺りの「庶民」で、戦争が起こると「お国のために死ぬなら仕方がない」などというように、決して権力への抵抗を見せない。彼らには理念も主張もない。論理構造は無化されており、「生活」のひたすらな実感だけが、ある。
    こうした泥まみれの「生」のリアルな質感が、直視されているのであり、それは「意味」を拒絶しつつ、大地の上での死をめざして淡々と歩むだけだ。
    川村湊氏が「『時間』の流れのない小説」という題で解説を書いているが、これはもちろん、歴史家の語るような「歴史」という観念世界が存在しないことを言うのであって、この小説には「時間の流れ」は存在すると思う。むしろ、延々と変節を繰り返してゆく生の「時間」が主人公となっているのだ、とも言えるだろう。
    この「生の時間」は無限の反復のように繰り広げられるかもしれない。それは輪廻転生によって、ふたたび何度も何度もやってくるのかもしれない。これが深沢小説の「不気味さ」だ。
    それは「意味」の意匠をまとわない、生という川の流れの、不気味なうごめきそのものなのだ。

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    2012年11月18日
  • みちのくの人形たち

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    深沢七郎の名作『楢山節考』を読んだのはたぶん高校生の頃で、よく覚えていない。その後見た映画版のほうが印象に残っているくらいだ。
     しかし深沢七郎はどうやら「奇妙な作家」ということで他にも面白い小説をたくさん書いているらしいことは知っていた。
     ようやく43歳を目前にして読んだこの短編集、実に面白い。
     表題作の冒頭から、とにかく特異な文体にめまいを覚える。文法的にもなんか妙なところがあるし、「・・・なのだ」という文末が変なタイミングで執拗に出てくる。一体、こんなふうにしゃべる日本人がいるのか? これは異邦人の言語、ねじこまれ変容した日本語である。
     そんな独特な語り口に乗せられながら、『楢山節考』同様に、奇怪な虚構の民俗誌をえがきだすのが「みちのくの人形たち」。それは世俗的、民衆的で、残酷かつ、人間社会なるものの形態の根源を窺わせるような、異質なフォークロア世界を現前させる。実に見事だ。
     つづく「秘戯」「アラビア狂想曲」「をんな曼荼羅」も特異な文体でぐんぐんと異様な世界に入っていく。印象深い作品群だ。
     著者のえがきだす土俗的世界は虚構なのだが、不思議なリアリティーを獲得している。一切「論じる」ことも「歌う」こともせず、余計な情緒性も排し、異様な文体でうねうねと穴の底へと突き進んでゆく。深沢七郎は異貌の語り部とでも呼べる存在である。
     しかし「『破れ草紙』に拠るレポート」では文体が一変、とても「普通」のものになる。この本に収められた短編は全部昭和54年から55年の作品で、作風の変化とかいうことではない。では、「みちのく」「秘戯」等に見られたあの変な文体は、完全に意識的なものだということだ。
     芸術作品という観点から言うと、深沢七郎のこれら短編はかなり逸脱しており、そういう基準からははみ出してしまうモンスター的な実存である。おもしろい。また深沢七郎を読んでみよう。

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    2012年09月14日
  • 甲州子守唄

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    相変わらず、自分がこれをどう捉え、どう感じているのかを言い表すことが難しい作品です。
    土俗的な語りと言われているが、素朴とか純真さはあまりなく、登場人物たちはどこまでも現金だ。人々の身も蓋もない本音の部分を包まず見せるからだろうか。母親の息子をみる眼が、最後まで子への無償の愛などからはかけ離れ、何を考えているのか分からない他者としてみているのが印象的だった。
    また、太平洋戦争時に田舎の百姓がどう振舞ったか、一つの補強資料になった。

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    2012年08月24日
  • 笛吹川

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    武田信玄ものはいろいろ読んだが、
    この作品は甲斐の国の領民を描いている。
    領民と言っても笛吹川沿いに暮らす最下層の農民たちの
    六代にわたる物語である。
    日常の中に飢えがあり、自然死があり、農民の逞しさあり、
    洪水で家が流される・・・・
    若い時読んだ印象に比べ。、いま再び読んでみると「笛吹川」が問題作、名作と言われる所以が少しはわかる気がした。

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    2012年03月23日
  • 深沢七郎コレクション 流

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    ネタバレ

    この本の一番最後に載っている「みちのくの人形たち」が読みたくて購入した.読みたかった理由は,昔どこかである人が,今まで読んだ中で最も怖いホラーとしてこの話を紹介していたためである.
    この本には6つの話が掲載されている.「東北の神武たち」と「揺れる家」,「千秋楽」,「女形」,「流転の記」,「みちのくの人形たち」である.「女形」のみ中編であり他は全て短編である.以下それぞれについて覚えている限りのあらすじと感想.
    「東北の神武たち」:確か,寡婦が毎晩村の男に順番に抱かれにいくというときに,主人公だけ順番を飛ばされるという話.主人公の執着心が凄まじかった.
    「揺れる家」:主人公は子ども.母親と祖父が通じており,父親がないがしろにされている家庭にいる.事の詳細が分からない子どもの目線から書かれているため,読んでいる側はいろいろと想像をする.ろくな人間が全然出てこなかったように思う.
    「千秋楽」:ドンチョーという役者が師匠の代役として大きな劇場の舞台を経験する.数カ月後に舞台が終わる頃,ドンチョーはある事務所と契約し師匠から独立する.全編通じてドンチョーがいろいろな人と出会い関わる上で成長?していく.
    「女形」:主人公は元女形の役者.老人ホームに入り,周りの人間にイラッとしながら,それを我慢することに快感を感じるみたいな話だった気がする.
    「流転の記」:元役者の主人公が,死んだ先輩の役者の息子と芝居をする話.死の予感のようなものがテーマであるように冒頭にある.息子の演技に父親である先輩の面影を見て,主人公もその先輩の方に誘われているような気になる.
    「みちのくの人形たち」:主人公は田舎のある村の家に招待される.その家には先祖に産婆がおり,子どもを間引くために赤ん坊を水に沈めて殺す役割を果たしていた事を知る.さらにその産婆は,贖罪として自分の腕を切り落としたという.今でもその家の仏壇には腕のない仏像が祀られている.帰り道,主人公は土産物屋で人形がズラリと並べられているのを見る.そして人形たちと殺されてきた赤ん坊を重ね,さらに今暮らしている村の人びとも一歩間違えばこの世にいないのだと思う.

    確かに「みちのくの人形たち」は怖い話だった.「みちのくの神武たち」もそうだが,閉鎖的な地域での因習には,神秘性のある怖さを感じる.そこに暮らす人たちも,何を考えているのか分からない不気味さがある.

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    2011年08月03日
  • 笛吹川

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    不気味で読んでいて恐ろしくなってくるにも関わらず、読む手を止められないという不思議な体験。人が生まれ死んでいく、世界とはその繰り返しなのであると、語られているわけではないのにそう感じずにいはいられない薄気味悪さがあった。

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    2025年11月21日
  • 作家と犬

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    犬の話は、いつの時代の話でもどこの犬の話でもいやはやなんとも言えず可愛いものである。
    ましてや、作家先生の犬の話ともなるとそれぞれの筆致がユニークでなんだか楽しかったなぁ

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    2025年11月17日
  • 作家と犬

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    坂口安吾目当てで読みました。
    知ってる人のお話だけ読んだけど、ワンコとのほっこり話もあまりないし、ちょっと期待外れかな…

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    2025年08月28日
  • 作家と犬

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    今の時代だったらアウトな内容の物もあったけれど、その当時はそれが当たり前で通常だった。
    時代と共に在り方が変わって来たけれど、いつから変わったのか明確な境目ってあるのかな…なんて読みながら思った。
    それぞれの家庭でのルールに従い、犬も一緒に生活をすることは人間にとってもかなり良い効果をもたらすと私も実感をしている。
    犬を育てるということは心配な事も度々起こるけれど、存在自体がとっても可愛いし癒しである。
    ずっとこれからも元気に長生きしてほしいと願うばかり。

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    2025年08月09日
  • 作家と犬

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    作家や著名人の犬エッセイショートショート。

    著名な作家を中心に、漫画家、イラストレーター、映画監督など、著名人が犬について書いたエッセイ集です。犬との出会い、犬との思い出、別れなど、テーマ別にまとまっていて読みやすかったです。が、それぞれが短いということもあってなかなか頭に残りませんでした。印象的なエピソードは、椎名誠のお母さんのトラウマ級の非道で、そんなことされたら僕も一生恨むだろうなあ、と思いました。あとは彫刻家の舟越保武さんの章や、寺山修司の話もよかったです。いせひでこさんのイラストエッセイはほんわかしました。うんうんそうだよね、犬ってそういうヤツだよね。
    しかし全体的には昭和が中心の話なので、犬への扱いや価値観が今と相当ギャップがあって、特に川端康成などは今の犬好きからすれば犬を飼う資格がない人間から上から目線で愛犬家心得を説教されているようで、大変イラっとしながら読みました。嫁と同じで飼う犬にも処女性を尊ぶべきとか、令和だったら刺されるぞエロジジイ。これも時代ですねえ。そういう意味では全体的に時代ギャップにもやもやしながら読まなければいけない本でもあります。
    ともあれ、犬好きとしては手に取らずにはいられない一冊で、続編(作家と犬2)も出ています(読まないけど)。

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    2024年07月23日
  • 作家と犬

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    作家さんたちと犬の関わりを通してプライベートをちょっと覗き見したようなかんじになる。あの作品を書いてる傍らにいたのかなーとか。

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    2024年06月29日
  • 言わなければよかったのに日記

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    軽めのエッセイである。抱腹絶倒とかいてあるけど、さほどおかしいことはない印象。最後の武田百合子さんとの対談も雑談以上のものはなかった。

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    2022年04月09日
  • みちのくの人形たち

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    タイトルのお話が一番よかった
    暖かいまなざし
    優しい言葉
    さりげないおもてなし
    でも、その裏にある厳しい現実と、
    引き継ぐ思い・・・
    思い

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    2022年01月13日