辰巳一世のレビュー一覧

  • 完全教祖マニュアル
    批評的であり、ROCKな本だった。論理的に構築された高度な哲学はインテリを釣れるのは、本書でよく分かる。新書におけるおふざけ部門の最高到達点だ。一見、教祖として救いや信仰を作る側であるが、本書である『完全教祖マニュアル』を信じ……ちなみに300円で買ったんですが、多分380円くらいの価値はありますよ...続きを読む
  • 完全教祖マニュアル
    素晴らしい本、この本はもちろん教祖になりたいもののための実用書だが、ごくまれに手に取った、教養書として読む読者も楽しく読める本だ、教養書として手に取った私もこの本に従えば教祖になれるとわかったので就職活動を止めて教祖になろうと思う、この本を信じれば救われる、この本を信じなさい、この本を信じろ!
  • 完全教祖マニュアル
    新興宗教の教祖になって儲けるためには、みんなをハッピーにすること!

    それをコンセプトに新興宗教の作り方をレクチャーしていく本です。具体的には世間へ受け入れられる教義の仕組みや、信者の獲得や保持、布教についてなどが解説されています。

    最近の旧統一教会問題もあって重くなりそうなテーマだ思っていたので...続きを読む
  • 完全教祖マニュアル
    宗教に必要な要素を作る側から見て書いた本
    一見離れたくなるような宗教の仕組みでもそれがどんな役割を果たしているかをうまく解説している。
    独特の非日常感こそ宗教のキモ、グループ感

    ①教義、神を作る、既存の宗教を参考に、高度な哲学
    ②大衆に迎合、簡略化、冠婚葬祭、現世利益、崇拝
    ③信者を保持、不安を煽...続きを読む
  • 完全教祖マニュアル
    2022/06/26
    とても良い本でした。
    将来、息子に手渡して教祖の母になり、甘い汁をすすりたおしたいかと思います。

    2022/07/11 こんなことを書いたら洒落にならない事態が起きている。
  • 完全教祖マニュアル
    作る側から宗教を見られるなんて初めての経験。読み進める度に知的好奇心が満たされる感覚で楽しかった!
    以下のあとがきがすごく腑に落ちて良かった。樹木希林さんもこんなこと言っていたような。。
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    どうやってハッピーを与えていたかというと、彼らは人々に世界を解釈する斬新な方法を与えていたのです。...続きを読む
  • 完全教祖マニュアル
    宗教を「作る側」から幅広く解説した珍しい本。複数の宗教の例を交えながら、成り立ちから順に追っていくのでめちゃくちゃ分かりやすいです。文体も新書とは思えないくらいライトで、笑いながら読める宗教本はまぁ無いですよね。宗教に関心が薄い日本人でも、世界人口の半分以上をイスラム教やキリスト教が占める現代におい...続きを読む
  • よいこの君主論
    小学校の1クラスを舞台として勢力争いをする様子を見ながら君主論の内容を説明してくれる本。
    章ごとにメインとなる話があって終わりに解説をしてくれる構成なので誤解なく理解できるのが魅力。
    ただ小学生達が物凄い舌戦を繰り広げたりや思慮深すぎる描写があるので少し驚くかもしれない。

    とても面白かった。
    漫画...続きを読む
  • 完全教祖マニュアル
    昔に話題になった本だが、オンラインサロンやトンでも健康本、えせ科学などが流行る今でも新鮮。宗教に限らず、メディアリテラシーを養う本としておすすめ。
  • よいこの君主論
    小学生時代の謎の派閥争いやイベントに対する価値観を思い出しつつ、それらがあまりにも戦略的に行われていく様子に強く惹き込まれた。君主論がどうだとかそんなこと抜きにしても読み物として面白い。小ネタも多いので終始ニッコリ。娯楽と教養のバランスが良い素晴らしい入門書。
  • よいこの君主論
    小学生が権謀術数、敵対勢力への工作を巧みに使ってて絵柄のギャップが面白く笑いながら読み進めれる
    しっかり君主論を基盤にしてて論例論の形ができてて読みやすく、分かりやすく解説してくれるのが良い
  • よいこの君主論
    タイトルからも分かる通り、マキャベリの『君主論』について書かれた本である。非常に分かりやすく面白いので、大人であっても楽しめる。
    本書は、5年3組を舞台に、小学生たちがクラス内での覇権を争うという物語で、それをふくろう先生が章ごとに解説してくれる。ふくろう先生の解説を、たろう君とはなこちゃんの二人が...続きを読む
  • よいこの君主論
    小学生のたろうくんとはなこちゃんが、ふくろう先生から学ぶ“正しいマキャベリズム”!
    群雄割拠する5年3組の覇者となるため、様々な権謀術数を用いる子ども達の姿が、面白おかしく且つ非常に解りやすく描かれた、なんともえげつない本でした。
    4月の段階で10以上あった小グループが、引き抜きや裏切り、吸収合併を...続きを読む
  • よいこの君主論
    ドラッガーの話といい、こういうふうに現実世界的な例え方をされるとすーっと入ってくね。たぶんその分すっと抜けてくけど。

    クラスを国に例えて、統一の過程を描いたものです。非常に面白い。マキャベリの君主論、本物を読んでみようかしら。

    まあやちゃんが好きです。カワイイ。きゃわいい。
  • よいこの君主論
     学級内統一のために小学生たちが奸計謀略を巡らし抗争するというイカした物語。
     癖のありすぎる5年3組の小君主たちが、遠足、ドッジボール大会、マラソンといったイベントも巧みに利用しながら政争を繰り広げる様を、マキャベリズムの視点から解説してくれるので、何となく勉強になった(ような気分にもなる)。

    ...続きを読む
  • よいこの君主論
    5年3組のひろしくんが、春休みに「君主論」を読んで、その教えに従って権謀術策を繰り広げ、他の小君主を打倒し、クラス全体に覇をとなえるまでの1年間の物語です。各章ごとに小君主の権謀術策について「君主論」に基づいて「ふくろう先生」が解説してくれるという小学生向き(!)マキャベリ入門書です。なおかつ、解説...続きを読む
  • よいこの君主論
    おかしい。クラスを支配したい小学生や会社を制圧したいキャリアウーマンなど必読。けっこう正確な紹介になっている。
  • 完全教祖マニュアル
    宗教には一切関わっていない生活を送っていますが、たまたまオススメされていたのをキッカケに読んでみました。
    「人々をハッピーにすること」をモットーにすることは、どんな仕事にも活かせそうと思いました。
  • 完全教祖マニュアル
    とても良い感じに知的好奇心が満たされる本だった。
    宗教というものは社会的弱者が自分の人生を肯定するためのものだと思っていたが、困っていない人を宗教にハマらせるロジックが提示されていたのが印象的だった。
    (p.77)
    また、『予定説』のアイデアも斬新でかしこいな…と唸ってしまった。信仰から離れた信者に...続きを読む
  • 完全教祖マニュアル
    感想
    救いを求める人々。自分だけが救われないと信じる人に、現実とは別の解釈を与える。弱者への救済は宗教の本質。今も昔も変わっていない。