奥山章のレビュー一覧

  • ザイルを結ぶとき

    Posted by ブクログ

     新刊で出た数冊のうちのこの一冊。手にとってみたのは、なんでもない、分厚かったから(笑)動機は至って単純。単純なほうが、人生を変えるほどの本にも出会うことがあるから好きである。
    買ったその日の晩と翌日の昼には読んでしまったほど引き込まれた。まず、奥山章(おくやまあきら)って誰よ?からはじまる。どんな人かわかんない、何した人かも知らない、ましてやこの表紙の山ってどこかなあ、と明らかに著者はこんな人が手に取るとは予想だにしていなかったと思う。裏表紙を見た瞬間、固まった。47歳でガンを苦に自死した登山家だという。山に登る人が、山以外で死ぬことはあるだろうが、自ら死ぬのか?死ねるのか?よくわからない

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    2014年04月02日