勝山実のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
この本を読んですごく胸のモヤモヤが解消されました。
私はひきこもりではないけれど、「あっ、こういう生き方があるんだ」「こういう風にも生きていけるんだ」と思うと心がすっと軽くなります。
「働きたくないと、働きたいけど働けないとは違う」というのは名言だと思いました。
しかもそれをマツコデラックス(やせたいけどやせられないのではなく、やせたくない)にひっかけているくだりで大爆笑しました。
すごく軽妙でユーモア溢れる語り口ながら、内容には非常に真摯なものを感じさせます。
「ひきこもり暦20年」ならではの超実用的な提案もあり、「ひきこもり」当事者だけじゃなく、日々働くことに悩み、生きづらさを感じて -
Posted by ブクログ
ひきこもり当事者が当事者側からの言葉でその生き方について書かれた本なのだが、文章が軽快で読みやすく、途中何度も吹き出しながら読む。ああ、この域にまで達したら、気持ちは楽なんだろうなと思う。所謂世間の「普通」の働き方ができず、「普通」の生き方からそれてしまった人に対して、世間の目は冷たいのだろうが、そこにはそれほど触れず、ただ、現在の援助の構造の歪みには触れながら(当事者ではなく支援組織が儲かるシステムに対する疑問)、自分ができる範囲でできるだけ迷惑はかけずに小さく生きる生き方が、私の目から見るととてもかわいらしく描かれていてちょっと切ない読後感。支援って本当に難しい。本人が望んでいない支援は、
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Posted by ブクログ
働けるならまだいいが、まともに働くのが難しい人だっている。病気やケガ、介護や子育てなど、いろんな理由があるが、そのなかでもかなり正当化が難しいのが「ひきこもり」だろう。だいたい、人は働かないことに対して罪悪感や焦りの気持ちを持つものだが、〈ひきこもりであるなら就労について考えるのではなく、忘れてしまうのが正解です〉と言い切ってしまうのが本書。この道20年、いまや立派なベテラン選手である著者が、ひきこもりの実態を紹介しつつ、家族への対応、経済問題の解決法、さらにはどうやって不安から逃れて「涅槃」(安心の境地)へと至るのかという精神面の指南まで行っている。曰く〈今できないことは一生できない。努力
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Posted by ブクログ
10代から引きこもり続けて、40代へ突入した作者の自伝。
そもそもこのランクの人がメディアに登場することは極めてまれか、仮に登場したとしても事細かに自分のことを話すことはほとんどないため非常に貴重な一冊。
内容としては、ひきこもりで精神を病んだ状態も延々続けていると悟りが開けちゃうよ。あとは、親が死んだあとのために公的補助を受けるにはこんな手段があるよという感じにお話。
メンタル面から入った後に具体的な方法論にまで手を伸ばしているのは画期的。もっとも資本主義国家日本としては、「良い子は真似しないでね」って感じなのでしょうけれど。
ただ、非常にためにはなりました。 -
Posted by ブクログ
ひここもり20年の著者の本。
彼のすごいところが独自の理論を延々と並べたて推論し、それを壁のように自分の周りへ張り巡らせるところ。
結論からいうとどんな人生もあり。
そしてその中にある自分の景色をしっかり見つめ、そして自分なりの楽しみを見つけ出し、それを客観的に眺める視点があれば、発展していくことなんだと知る事が出来ました。
そう思っているからひきこもれる。
ひきこもっても生きていく環境が整っているんだと思います。
このまま続けるのもよし、軌道修正するのもよし。
どんどん自分を探求していってほしいです。
ダメダメな自分をひらきなっていえるところがある意味でいいと思います。
人生何事 -
Posted by ブクログ
軽快な文章なのですぐ読み終わる。私個人は文体が好みではなかった上に面白いのかもよくわからなかった(ユーモアのセンスが違うのかも)のだけれど、内容に励まされる人もいると思う。私も寝込んだ時期があるので、共感できる部分がある。
ただ、障害者手帳取得のくだりなど、正直理解しきれない部分もところどころあり。著者が、はたして精神障害者といえるのかなという純粋な疑問が…。手帳の取得は、やはり社会で生きていくのに困難な人が取るものではないかなという既定概念があるので、それを著者が取得して手当てを貰う理由が文面ではよくわからないし、あまり伝わってこない。おそらくこの部分に反感を持つ読者もいるのではないかな?