代島治彦のレビュー一覧

  • ミニシアター巡礼

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    80年代からミニシアターへ通って映画を観てきた。そこで出会ったたくさんの映画が今の自分を作っている気がする。昨今こうして通った映画館が次々と閉館していくことをなんとも寂しく思っていた。映画を、とりわけアート系の作品を取り巻く情況は厳しい。けれど全国のミニシアターを見守り育てていくのは、受け手の責任でもあるという当たり前のことをこの本を読んでしみじみと思う。暗闇の中にタイトルが光る、この装丁が素敵。

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    2011年12月19日
  • ミニシアター巡礼

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    沖縄 桜坂劇場
    札幌 シアターキノ
    名古屋 シネマテーク
    新潟 市民映画館シネ・ウインド
    伊勢 新富座
    金沢 シネモンド
    大阪 シネ・ヌーヴォ
    京都 RCS

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    2019年02月11日
  • ミニシアター巡礼

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    閉店したミニシアターBOX東中野館長だった著者が全国の小さくても頑張っている映画館をめぐる本です。
    ミニシアターを立ち上げた人にはいろんなタイプがあるのだとわかりました。監督が支配人の映像作家発信型の沖縄桜坂劇場、自分が見たい映画を観たい一心で夫の赴任先で映画館を立ち上げた元映画供給会社の女性が運営する金沢シネモンド、自主上映活動の延長京都RCS、おばあちゃんが残した映画館を守ろうとする三重の進富座、等々。
    そのなかに岡山のシネマ・クレールも一章設けられている。題して「映画を愛するサラリーマンがつくった、究極のミニシアター」とある。岡山は自主上映サークル発展型というよりか、一会社員が作った映画

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    2012年02月18日
  • きみが死んだあとで

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    一年後大学に入り、そこで学生運動を少し経験した者として身につまされ複雑な気持ちで読んだ。
    山崎博昭は1967年10.18羽田闘争の天神橋で先頭集団にいて機動隊との激突で死んだ。撲殺か轢死か死因は別れる。彼は大阪のベニヤ板職人の父と子煩悩な母のもとで姉と兄三人兄弟の末っ子として育つ。大手前高校で常にトップの成績で家族の期待を背負い京都大学文学部に現役で入学する。高校では思想や政治の問題に積極的な生徒が多く、大学に入って学生運動に参加していく。全国的に学園闘争が盛り上がり、彼も京大で中核派(セクト)に入り活動する。この本は当時の学生運動に憧れていた10歳年下の代島治彦が早稲田大学を出て映画監督にな

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    2024年01月15日
  • ミニシアター巡礼

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    過去にミニシアターを経営していた著者が全国にあるミニシアターを巡る本です。

    映画も好きだし映画館の雰囲気も好きな私。
    それでも「ミニシアター」には行きづらい。

    でもきっと素敵な場所に違いない。
    行きやすい場所があるのではないかと思い読んでみました。

    地元大阪にもあり九条が聖地?というのは驚きました。
    やっぱり緊張すると思うけれど行ってみたいです。

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    2016年09月11日