上田浩二のレビュー一覧
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ウィーンにゆかりの深い人物、モーツァルト、ヨハン・シュトラウス、モーツァルトなどなどの音楽家を中心にした後半も面白いが、ローマ帝国、ハプスブルク家中心の中盤までの展開もおもしろい。
本当のことを言うと、自分の持つウィーンのイメージって、フロイトとかヒトラー辺りのどんよりとしたイメージなんだけど、読...続きを読むPosted by ブクログ -
「よそもの」が来る場所ってのは、文化が発展する場所。一概によそ者を悪者扱いできない。寛容な街:ウィーン。だからこそ事件もたくさん起きている。
オーストリア旅行の前に読んでよかった。歴史の本として面白い。実際に行ってみて、よそ者が作ったというところがなんとなくわかる気がする。Posted by ブクログ -
「よそもの」という概念を軸に展開するウィーン史。
なかなか面白い見解だが、一つの思考に拘り過ぎた結果、歪曲とまでは言わないが少々無理ある主張と見えなくもない。とは言っても学者であれば、その拘りは当然の執念であり、本書の価値を何ら損ねるものではないと思う。
当方としては、この主張の先に日本を見据えてい...続きを読むPosted by ブクログ