大内伸哉のレビュー一覧

  • 君の働き方に未来はあるか?~労働法の限界と、これからの雇用社会~

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    「働き方」を労働法の観点から解説している良書。東レ総合研究所宮原部長お薦め。

    P89ー90 ブラック企業家どうかの判断には、企業と個人の相性の面がある。個々の企業がブラックかどうかを判定するよりも、働く側にとって企業を選ぶ際の情報開示をしっかりとして、企業をブラックと呼ぶかどうかの判断は個人に委ねるべきである。例えば、勤務時間が長くてメンタルで問題がある社員がいるけど、育成をしっかりとしてくれてやりがいがある仕事をどんどん任せてくれる企業があるとして、WLBを重視している人にとってはブラックでも、働きがいを強く求めている人にはブラックでは無い。
    p150 イタリア的な働き方の本質;イタリアで

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    2018年06月17日
  • 君の働き方に未来はあるか?~労働法の限界と、これからの雇用社会~

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    若い人が読んでも参考になるが、今、働いている人も参考になる本である。これからは、ただ正社員を目指すのでなく、転職力を持った正社員でなければならない。

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    2017年01月09日
  • どこまでやったらクビになるか―サラリーマンのための労働法入門―

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    ネタバレ

    チェック項目21箇所。ネット上でも企業の秘密漏洩は懲戒解雇に相当。社員の労働条件は本来は個別に契約をかわして決めるもの。それが大変だから就業規則を使って統一的に労働条件を決めている。転勤命令について・・・裁判所は社員に「通常甘受すべき程度を著しく超える不利益」が生じているとは簡単には認めない傾向。給料ドロボー・・・横領している人について法的にさばかれる。給料分の働きができないタイプについては簡単に解雇できない。会社としてしっかり教育することが先。合法的解雇・・・リストラ(経営不振を理由に)。三六協定があるだけでは定められた範囲で時間外労働をさせることが許されるだけ。会社は残業命令を出せるわけで

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    2012年03月11日
  • どこまでやったらクビになるか―サラリーマンのための労働法入門―

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    さすが五刷になるだけのことはある、というのが最初の印象。
    サラリーマンとして働く以上、法律の専門家でなくともこれくらいは知っておきたい労働法が事例付きで、分かりやすく解説されている。
    私のように、基本個人で会社と対峙するような働き方の人は一読すると、法律で守ってくれることと、くれないことがイメージできると思う。
    何度か読み返して、見に染み付かせたい。

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    2011年09月21日
  • 会社員が消える 働き方の未来図

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    この本では、タイトルにあるように、会社員が消える(より厳密には、「会社員が減る」だとは思いますが)、という主張をしているわけですが、その根拠は、ざっくりいうと次のような感じです。
     ・AIの進歩・拡大により、人に求められる仕事の能力・スキルが変わる。
     ・企業からは、即戦力を求められるケースが増えている。
      (新卒採用した社員を育成するケースは減っていく。)
     ・企業のあり方が変化している(上記の原因でもあり、結果でもある)
    自分が勤めている会社でも、上記のような動きを感じています。

    そんな企業の動きに対し、法令などの社会の制度や仕組みはまだまだ整っていないわけですが、制度等に関する具体的

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    2021年12月12日
  • 勤勉は美徳か?~幸福に働き、生きるヒント~

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    ■メインテーマ
    幸福に働き、幸福に生きるためには何をすべきか?

    ■著者の主張
    仕事に対して自分の専門性を生かし、創造性を追求し、主体的に取り組む働く。

    ■感想
    自ら主体的に判断して仕事に取り組んでいかないと、
    働くことそれ自体から得られる精神的な満足が生まれず、
    お金だけが目的の幸福じゃない働き方しか出来なくなる。

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    2021年03月06日
  • 勤勉は美徳か?~幸福に働き、生きるヒント~

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    勤勉さが支える日本の労働に異を唱える本書。労働法や裁判事例という視点から日本の働き方について言及しており、新しい視点から働き方改革について見ることができた。
    著者の奴隷としての雇用からプロとして創造的に働くことが求められるようになっていくという論も説得力があり、これからの仕事を考える示唆に富んでいる。

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    2020年07月27日
  • 会社員が消える 働き方の未来図

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    私が会社員になったのは平成元年なので30年以上前になります、父も祖父も皆、会社員でしたので、私も学校を卒業して迷いもなく会社員になりました。

    私が会社に入ったころは、仕事の仕方はまだ「昭和」のやり方でした、平成の世においては10年を過ぎたころから、会社というものは、それまでの従業員よりも株主を大切にすることが社会的に容認されてきたことを感じました。

    転職を経て、令和の世に至りますが、ITが発達したのが大きな要因と思われますが、個人間の差が以前よりも大きくなり始めたと思います。私の理解では、会社は「軍隊」と似たような組織と思いますが、会社の組織やそれを構成する人に求めらえているものが変わって

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    2019年09月08日
  • 会社員が消える 働き方の未来図

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    ネタバレ

    <目次>
    はじめに
    第1章  大企業がなくなる~モデルチェンジする企業
    第2章  日本型雇用システムの限界~これまでの働き方の常識は通用しない
    第3章  働き方の未来予想~技術を味方につけて自立的に働く
    第4章  新しいセーフティネット~企業に帰属しない働き方へのサポート
    第5章  「時間主権」を取り戻せ~人生100年時代に必要なスキルとは

    <内容>
    2013年にアメリカの研究者が、「2020年代にはアメリカの雇用の約47%がAIに取って代わられる」と発表してから、こうした本が多く出ているが、この本では「ではどうすればいいか?」がかなり具体的に書かれている。第3章以降である。技術を持った人間

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    2019年03月24日
  • どこまでやったらクビになるか―サラリーマンのための労働法入門―

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    なにをやったら会社をクビになるのだろう。重大な犯罪行為は当然だとしても、チカンや喧嘩による傷害、少額の脱税などでもクビになるのだろうか。また、社員規則をまもらないことでもクビになるのだろうか。アルバイトしたらクビだろうか。セクハラやパワハラは・・・。 本書は、こういう疑問を持っている人にお勧めしたい。実際の裁判事例を示しながら、場合わけによる解説はなかなか面白い。

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    2018年10月23日
  • どこまでやったらクビになるか―サラリーマンのための労働法入門―

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    判例。
    これは大丈夫なのか、アウトか。質問に対して、例えばこんな判例がありました。と出してくれます。
    まさに入門編。わかりやすく、より興味をそそられます。労働法に限らず、生きていくうえで知っている方が有利に生きられる、知識は言い返す武器になる。

    うちの職場で以前揉めていた「時短勤務者が時短控除で金額を数万円もひかれているのに、結局時短で帰れなくて本来の定時以降まで働いた。でも残業代は本来の定時である8時間以降しか支払われず、金額はそのまま全額ひかれているため、労働時間と給料が見合わない」8時間以内であれば残業代は必要ない。
    でも契約上の労働時間は決まっているからそれを過ぎた分は6時間勤務だろ

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    2017年11月25日
  • 君の働き方に未来はあるか?~労働法の限界と、これからの雇用社会~

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    働き方を、労働法の観点から問題提起する良書。これからの時代の働き方はどうあるべきか。
    残業削減の議論だけではなく、一人一人がプロとして生きていくべきだという主張に賛同。

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    2017年07月26日
  • 勤勉は美徳か?~幸福に働き、生きるヒント~

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    法律的な観点から日本人の働き方の異様性を見ていく本。
    「幸福な働き方とは、日常の仕事に創造性を追求して主体的に取り組むこと、かつ、そのために必要な転職力を身につけるために主体的に行動すること、という二重の主体性をもってこそ実現できるものです。」とあるように仕事の内側に入り込みつつもスキルを磨くという、当たり前だが難しい内容が要求される

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    2016年05月04日
  • どこまでやったらクビになるか―サラリーマンのための労働法入門―

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    サラリーマンとして、どこまで可能かを記述した一冊。

    ブログや副業など身近なものから、痴漢などおよそ縁のないものまで含めて。
    裁判の実例が豊富にあったので、非常に参考になった。

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    2016年02月07日
  • 君の働き方に未来はあるか?~労働法の限界と、これからの雇用社会~

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    「人生の戦略として大切なのは①自分の適性と今後の産業界の動きをしっかり見据えながら、自分の目指すべき方向を掴んでいくこと。②同じような意識をもって人生の戦いに挑んでいく人たちとの横のネットワークを作っていくこと」

    働くのがもう嫌だと思っていたけど、本を読んで、能力が向上しない自分への苛立ちが発端であることに気付いた。
    自分のことを見つめ直したいと思う。

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    2016年01月01日
  • 君の働き方に未来はあるか?~労働法の限界と、これからの雇用社会~

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    派遣労働や60歳再雇用などを手厚くした結果、正社員の待遇が引き下げられ続けているという指摘はいままで気がつかなかった。正社員になることは従属関係(奴隷状態)を意味するが、それのデメリットとメリットを比較するという考え方。イタリアでの現状比較のうえで、仕事のプロとは何か、仕事のプロを目指す必要性を説く。読み手(ホワイトカラーを想定)に対して、常に読み手の利益を考えた本の構成に著者の思いやりを感じた。

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    2014年12月20日
  • 君の働き方に未来はあるか?~労働法の限界と、これからの雇用社会~

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    非常に考えさせられました。
    本書で指摘されている、「漫然と正社員でいると、何でも屋であることが求められ、それがその企業の中では評価されるが、一旦その企業を出ると、それが全く評価されない」、というのはまさに実体験として実感したことです。
    職業生活を送るとはどういうことか、を真剣に考える為の資料として、高校生や大学生に読んでもらいたい本だと思いました。

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    2014年03月24日
  • 君の働き方に未来はあるか?~労働法の限界と、これからの雇用社会~

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    「雇われて働く」とはどういうことか。
    労働法という切り口で、正社員と非正社員の働き方について記された本。精読はしてませんが、転職力のある「プロ」を目指しましょう、というのがメッセージのようです。
    昔は「雇用」は「雇傭」という字を書いたそうで。「傭兵」の傭の字は、物々しさがありますね。
    正社員とは「いつでも」(残業)「どこでも」(転勤)「何でも」(やるべき職務が限定されていない)やらなければならない存在、構造的には奴隷と対して変わらない、というのは極端だけど、分かりやすい。
    (さわ)

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    2014年03月07日
  • どこまでやったらクビになるか―サラリーマンのための労働法入門―

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    なかなか刺激的なタイトルだが、中身は穏便な、実に真っ当なもので、サラリーマンが遭遇しがちな職場でのトラブルを18個取り上げて、それぞれについて労働法の観点から述べたものになっている。実際ブログや副業、社内不倫にセクハラとなかなか生々しい事例が並んでおり、サラリーマンならば18個のうち一つくらいは興味深い事例があるだろう。

    個人的に興味深かったのは副業で、本業と競合するような副業を避けなければならない競業避止義務はともかく、日本社会全体で副業に対する認識を緩和する必要があるのではないかと思った。

    トラブルを避けるためにも、またトラブルに巻き込まれた際に過去の事例を役立てるためにも、サラリーマ

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    2011年08月30日
  • どこまでやったらクビになるか―サラリーマンのための労働法入門―

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    [ 内容 ]
    ブログで社内事情を書くのはOKか?
    社内不倫を理由にクビになることはあるか?
    経費の流用がバレたらどうなるのか?
    副業はどこまで認められるのか?
    サラリーマンにとって身近な疑問を、実際の裁判例を参照しつつ、法律の観点から検証。
    法のルールを知れば、社内の不条理の正し方も、我が身の守り方も見えてくる。
    組織で働くすべての人のための、超実践的労働法入門。

    [ 目次 ]
    ブログ-ブログで社内事情を書いている社員がいてヒヤヒヤしています。あの社員はクビにならないのでしょうか?
    副業-会社に秘密で風俗産業でアルバイトをしている女性社員がいます。法的に問題はないのでしょうか?
    社内不倫-社

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    2011年05月21日