大内伸哉のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
会社と労働者の雇用関係についての入門書。昨今SNSでは有名企業の社員による犯罪行為やハラスメント行為が頻繁に炎上しているが、何故彼らが解雇されないのか疑問に感じたことはないだろうか。本書では懲罰の基準について、様々な事例を挙げながら説明されている。自分が思っていた以上に裁判所は労働者の権利を重視していること、裁判で懲戒解雇が無効とされるケースが多いことがわかって興味深かった。平易な文で書かれた労働法のコラム集といった感じで、隙間時間に読み進めるのも良いだろう。ただし15年以上前に書かれた本なので、現在の法制度に照らし合わせると齟齬が大きい部分も。内容をアップデートした令和版があるならぜひ手に取
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Posted by ブクログ
AI等の技術の発展で、今後予想されるのは人間の定型業務が衰退することだ。これには創造性が大切で、今までホワイトカラーとしてら働いていた人でさえも代替される可能性が高い。そうなると1つの企業に忠誠心をもって長く働き属するということは稀になる。一人一人が専門性をもったプロ人材、個人自営業者が増えるだろう。そのような時代を生き抜いていくには私たちがどうすればいいのか、また今の制度に足りないものは何かということが学べる1冊である。
本の中でのブルーカラーよりホワイトカラーが危ない、今まで優等生として扱われていたタイプ(暗記が得意で学歴高く、人の言うことも聞けて忠誠心も高い)が今後大変となるだろうなと感 -
Posted by ブクログ
神戸大の教授である著者が、身近な職場の問題を例として、裁判で争われた事例を中心に説明したもの。
労働法関連の全体像は見えないが、どれも身近にあり得るケースなので、読んでいて面白い。質問に対して、「回答」という形ではっきり提示されるとさらによかったと思う。
個々の事例を覚えておくのは難しいので、体系的な学習が必要ではないかと思うのだが、労働法とは、そういうものではないのだろうか?(法律全般そういうものか?)
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(目次)
1講 ブログ―ブログで社内事情を書いている社員がいてヒヤヒヤしています。あの社員はクビにならないのでしょうか?
2講 副業―会社に秘密で風俗産業でアルバイ -
Posted by ブクログ
「ブログで社内事情を書いている社員はクビにならないのか」「社内不倫をしたらクビになるのか」「内部告発をした時に自分の身を守る方法はあるか」など、労働法にまつわるサラリーマンにとって身近な疑問を題材にした労働法入門。気軽に読むことができ、それなりに実践的であると思う。法律解説を超えた、副業や定年制などについての著者の見解も興味深かった。
ただ、体系性はほとんどなく、あまり深い内容ではないので、ちゃんと労働法を勉強したいという人には不向き。また、著者の学者らしからぬざっくばらんな物言いが魅力の一つだが、男性の育児休暇についてなど、ちょっとバイアスがかかったような記述が垣間見られたのは気になった。 -
Posted by ブクログ
タイトルての新鮮さに惹かれて読んでみた。
てっきり、こんな無茶なことすると、クビになるよ~といったケース紹介かと
思ってたら、全く違った。
そして良く見ると、サブタイトルが「サラリーマンのための労働法入門」だった。
そのため、想像していたよりもおもしろみは欠けるが、基本的な知識は身につく。
ブログで社内事情を書くのはOKか?
社内不倫を理由にクビになることはあるか?
経費の流用がバレたらどうなるのか?副業はどこまで認められるのか?
などなど、様々なケースを基に、実例を織り交ぜて解説してくれます。
個人的には第5章の転勤と、9章の残業手当。
5章の転勤では、社員に