大森武のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレチェック項目3箇所。端的に言えば、情報科で何が変わるかというと、主役が変わります、逆説的な言い方ですが、これまでの授業では「教科の内容」すなわち「情報」が主役でした、それに対して、情報科の授業では、情報を扱う「自分」が主役になる。論理には4種類ある、記号論理、数学の論理、科学の論理、議論の論理。「疑え」ということを強調する人がいます、議論においては「前提を疑え、導出を疑え、結論を疑え」となるのでしょう、でも、それは的外れだと私は考えます、なぜなら、それをやり始めると、議論がいくらでも後退するからです、そして、生産性を失います。
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Posted by ブクログ
ネタバレ中高一貫の私立早稲田高校の情報科で教えている「考えるための7つ道具」。
1.デジタル論理式(記号論理)、2.1行作文(議論の論理:考え方の作法)、3.ゲーム理論(同時&時間差ゲームの解き方)、4.マインドマップ、5.モデル化(図解モデルの基本)とシミュレーション(エクセル処理)、6.統計(正規分布、ベイズ推定、P値)、7.情報処理の道具としてのパソコン
単にテクニックや理論を教え、学ぶのではなく、教科学習の理屈を実用的な場面での応用につなげ、正解のない漠然とした問いに向き合うための思考方法を習得することを目指している意欲的な取り組みが素晴らしいと感じた。ただ、この本では入口を覗く程度ではあるが -
Posted by ブクログ
中盤の論理ゲームは面白かった。
その他の部分も「なるほど」と思わせるものが多かったが、それだけ切り取って他校で活用することはできないだろう。
著者も最後に述べているように、これらの内容が中学校の段階から体系的に教えられているからこそできる。
とくに、モデル化の部分はもう少し具体例が欲しかった。ゲーム理論には紙面を割いているのにも関わらず、後半が尻すぼみで、途中で詳しく書くの面倒になったのかな?って思えるレベル。
こういった「正解のない問題に取り組むことって大切だよね」って内容、理屈では理解できるんだけど。。。
腑に落ちるレベルまで頭に入らない。
それはおそらく
「正解のない問題」を