中村秀樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
自衛隊のレベルは世界的にも高いものだが、運用にあたっては、法律や社会的な制約が多い。 自衛隊が抱える問題点を、元自衛官であり教官でもあった著者が考察する。 平和な日本を支えている影の存在が自衛隊である。 ここ数年は、災害支援や基地のイベントなどで、平和的な存在であることを PR しているが、本来の使命は防衛である。 しかしその機能を果たそうとすると様々な障害がある。最初は法律。 基本的に攻撃は不可であり、作戦指揮にも法律の壁がある。 仮に戦争が始まった場合、辻褄が合わない戦力の問題、組織、国家戦略、自衛官自身の問題など、著者の経験を踏まえて問題点を指摘しており大変勉強になった。 この本は私論で