東谷暁のレビュー一覧
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副題は「日本は食い物にされる」~TPPのオリジナルは,チリ・ニュージーランド・ブルネイ・シンガポールで始まった。アメリカが加わることになっても,アメリカの経済規模が大きすぎて,アメリカにメリットが認められず,日本が加わらせてこれを食い物にしようと考え,「最恵国待遇」「内国民待遇」「市場アクセス」「透...続きを読むPosted by ブクログ
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言論誌の編集にも携わったことのある、政治・経済のジャーナリストである著者。言葉が巧みに使われているので、内容もさることながら、表現の素晴らしさは学び取りたいと感じました。
バブルを「感染」。言い得て妙です。
サブプライムローン問題が起こった背景や、証券化の功罪についてストーリーを追って章を進めて...続きを読むPosted by ブクログ -
今話題になっているTPPに関し、知識を得るため購入。
本著の中にある、APEC前後に日本はTPPへの参加を表明した。
今まで日本が取り組んできたFTA/EPA等の経済協定についても触れられていたので、比較検討することができわかりやすかった。
マスメディアではとりわけ農業への議論盛んであるが、金融面...続きを読むPosted by ブクログ -
TPPって何?ってレベルだと始めの方は置いてけぼりになっちゃうので注意。平和だけど経済戦争中なんだなあ。マスコミも政府もどうしてきちんと国民に知らせないのか。本当に不気味。Posted by ブクログ
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日本の医療技術は世界一の効率だったらしい。
小泉改革における医療費削減がそれらを崩壊させたらしい。
医療制度に興味を持った。
満足度7Posted by ブクログ -
[ 内容 ]
未曾有の危機に陥った世界経済。
元凶は、ヒト・モノ・カネの歯止めなき自由化で世界を投機市場に変えた、経済のグローバル化であるのは明らかだ。
にもかかわらず、わが国のエコノミストや政治家は「サブプライム問題は決定的な原因ではない」「日本はまだまだ構造改革を進めるべきだ」「もっと公共投資を...続きを読むPosted by ブクログ -
TVで一時的に指示された意見や、
討論なので少し変わった切り口で展開しようとする
意見の中で、デタラメなものを否定する本です。
小泉内閣不支持だったので、そりゃそうでしょう。
って内容も多かったです。
他にもぱっと聞いて「無理だね」直感的に皆が思うことを
論理的に解説してたりします。 ...続きを読むPosted by ブクログ -
よくまとまっている本。
第三章の中央銀行に関するくだりは良くまとまっていると思う。成立に関する歴史的経緯を織り込みつつ簡潔に分かりやすくまとめた点は評価できる。もちろん新書なのでけちをつければキリがないが、導入としてはいいのではないか?筆者が挙げている「証券化」という言葉が、現在の世界を覆う金融資...続きを読むPosted by ブクログ -
経済学のまとめのような本はあるが、経済学者の人生を解説する本は初めて読んだ。そのため、登場人物の唱えた理論を知っており、プラスアルファを知りたい人向けだと思う。Posted by ブクログ
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近現代の経済学者14人の事績を、コンパクトにまとめた新書。パラパラめくると、経済学者の人となりや、経歴、エピソードなどが盛り込まれており、「経済学の入門書よりも読みやすいかな」と思って手に取った。
が、理解できたのは、取り上げられている経済学者のプロフィール部分のみで、肝心の経済理論についての部分...続きを読むPosted by ブクログ -
やたら読み終わるのに時間がかかった。
もともと経済には興味があるものの、予備知識がないため経済論の解説になると正直8割くらいは理解できない。
それでも最後まで読めたのは、著名な経済学者の生き方と経済観をうまく組み合わせて説明しているから。
特に最近気になっていたドラッガーについて、彼の回想にはしばし...続きを読むPosted by ブクログ -
陰謀論について、そんな単純な話ではないという内容が書かれていたけど、おれが求めていたのは、陰謀論についてもっと詳しく書かれている内容の本だった。
金融に関する知識はまるでないので、多少わからない内容や頭にすんなり入ってこない内容もあった。
あんま内容も頭に残っていないので、もう少し金融に関する本を読...続きを読むPosted by ブクログ -
ケインズからフリードマン、ハイエク、サミュエルソン、シラー、ポランニー、ドラッカー、クルーグマン、ガルブレイス、ルーカス、スティグリッツ、ベッカー、ポズナー、ミンスキーの計14人の経済学者の生い立ち、背景とともに彼らの経済理論が説明されている。
知らない経済学者が何人もいたし、名前は聞いたことがあっ...続きを読むPosted by ブクログ -
世界金融経済の支配者というタイトルだが、陰謀論ではありません。
ごくまっとうな金融経済の歴史やその力関係を書いた本です。
私は金融経済のことは全く分かりませんので!正しいことが書いてあるなどと言う気はありませんが、陰謀論よりは遙かに役に立つ本ですよ。Posted by ブクログ -
経済学を横断的に理解できる一冊だと思う。
本書の物語のスタートはJohn.M.Keynesである。本書の2/5くらいは彼の説明である。つまり、雇用利子及び貨幣の一般理論の説明。
つまり、現在の経済学は、Keynesの上に理論を構築するか、又は、彼を否定することから始まる、ということである。
後者...続きを読むPosted by ブクログ -
ケインズからスティグリッツまで、14人の著名な経済学者を、簡単な学説紹介と短い伝記で伝える。
ケインズに3章を割き、残り13人の経済学者がケインズをどう捉え、どう批判し、あるいはどう受け入れたかを中心に解説。新自由主義的な経済学が意気消沈し、ケインズへの回帰が叫ばれる現在を象徴する一冊。
新書に...続きを読むPosted by ブクログ -
東谷氏が世間にはびこる30の経済に関する嘘をとりあげて解説しています、彼の指摘する嘘が本当なのかどうかは、今後、勉強していくことで検証していく必要はあるかと思いますが、世間に出ている通説に異議を唱えるためには相当な準備が必要だと思いますので、彼の努力のたまものを数時間で閲覧することができるので、読書...続きを読むPosted by ブクログ