上出洋介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
太陽に関する最新の知見が実に分かりやすく解説されている。
光球の温度が6,000度にもかかわらず、コロナの温度は100万度以上であるという謎がまだ解明されていない。コロナのプラズマ密度はかなり小さく、100万度以上の速度までプラズマが加速されているという。そいういう意味では地球の熱圏と似ている。
他にも太陽の活動周期の11年や磁場が22年周期で逆転することなど太陽のダイナミックな活動が平易にまとめられている。また、太陽風の太陽系規模の振る舞いなど興味深い内容もある。
ただ、磁力線や磁場の話しになるとなかなか理解が難しい。少し勉強してみようと思う。 -
Posted by ブクログ
オーロラに魅せられてオーロラの研究者になった方が書いた今回の本。そこまでオーロラに対する思いがなくても気にはなる存在だ。
昔からオーロラは注目を集めていた。中世ヨーロッパでは、オーロラを「天空にある巨大なロウソクであると想像する一方で、彗星と同じく空に現れる凶兆」だと思っていたとあり、なかなか豊かな想像力だなと思いました。日本では、古文書に「赤気(せっき)」という表現でオーロラの事を表現したそうだ。
オーロラには、「はっきりオーロラ」と「ぼんやりオーロラ」というのがある。まるで人間みたいだな。
最初の方にある色々なオーロラの写真を眺めているとオーロラの光に吸い込まれていきそうな気がふ -
Posted by ブクログ
最初、は?つまらん、と思ったけど、2章目くらいから面白くなってきたイメージ。
最初は、読者をなめすぎな感が^^; あった気がしますが。作者が思うより、皆、地球と太陽のこと知っているのでは?と思ったものですが。
少し読み進めると、なるほど、知らないこといっぱいで、それなりに初心者用に書いてくれているので分かりやすくて、面白かったかなぁ。
オーロラに11年周期(というか太陽の活動の周期)があるのでは、って、はい、まさに私も思ってました、っていう(笑)。だって、知り合いにそう言われたんだもの。
関係がないということでもないのだろうけれども、実は太陽活動が停滞する時のコロナホールからプラズマが出てきて